今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
さて、今週は、ラジオネーム 匿名希望 さん からの
ご相談でした・・・
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小学3年の長女が6才になる次女に対して、私と同じように注意をします。
私の真似をしてきつい言い方をするので気になっていましたが、
それが、私が小さいころ母に言われたこと(言い方)であることに気づき、
自己嫌悪です。
しみついた記憶は消せないのでしょうか。自分も母に言われて嫌だったように
子どもたちも傷つけているようでつらいのと、娘たちもまたそうなるのでは
と思うとどうすればいいか、悩んでいます。よろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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親っていうのは、本当にこういうこと ってよくあって、
自分が子供だった時に、親に対して こういう風にもされた、
こういう風に育てられたからこそ、自分が子供を持つ親になった時に
それを繰り返してしまうと不安になる・・・よくあることです。
しかし、もうこのお母さんはこのことにも気づいてらっしゃいますから
長女さんに気づかせてもらったっていうのかな、
そういうようなことで 長女さんが その姿をお母さんに見せてくれた
と思いましょう。
お母さんはその姿を目の当たりにすることで、自分の行動がそうだったんだ
ということを改めて客観的に気づけたのです。
これは 90% 解決したようなもので、あとはもうそのことを意識していくことが
できますね、お母さんは気づいたのだから。
気づいてなかったら、それは無意識になんとなく
これからもずっとやり続けてしまうでしょうけど、一度気づいたわけですから
気をつけて行くことができる。意識をしていくことができますよね。
もうひとつは、
「染み付いた記憶って消せないのでしょうか」についてですが・・・
記憶 っていうのは、ご相談者様の解釈で、つまりは
自分が厳しく育てられたとか、自分がきつい言い方をされたとか、
相談者さんが子供の頃に見た風景の解釈です。
「こうだった。私はこういう風に育てられた。こういう風に言われてきた」
っていう解釈です。
この「解釈」を変えていくことはできますね。
例えば、
事実は一つですけれども 解釈はいかなる 解釈でも
自分次第でいろんな解釈ができます。
例えば、雨が降って今日は最悪だな っていうのも 解釈ですし
雨が降ってあーなんかこう今日は 彩りがあっていいというのも 解釈ですし。
事実は1つですけれども 解釈はその人自身で選び取ることができますね。
つまり何を申し上げたいか って言うと
そのご自身のお母さんと、これからまだまだやり取りをどんどん増やして、
近くでお話し合いができる距離に いらっしゃるとするならば、
たくさん たくさん ご自身のお母さんとのやり取りを増やして
そして「あの頃自分はこういう風に言われたけれども その裏には
どんなような思い お母さんの思いがあったのだろう」とか、
そうじゃなくて、すごく厳しくされた思い出 ばっかりだと思ってたけども、
今ゆくゆく話してみるとこんなこともあんなこともあったし、
そればっかりじゃなかったな・・・ とかですね
本当に、自分から見る風景だと、単純に「こうされた」とか「厳しかった
きつかった」とか陥りがちですけれども 、
実はその裏にあるいろんな優しさとかあたたかさ、気配りとか、
でもっと話してくと、自分はもう 記憶の中になかったけど、
実はそうじゃない たくさんの優しかった 暖かかった出来事を 発見できたりします。
そうすると 、自分の思ってた 過去とはまた違う 過去が解釈し始めます。
自分は、昔自分の過去をこう思ってたけども、実は自分の過去は
そうでもなかったんだ、こういう一面もあったんだっていう解釈を
変えていくチャンスが生まれますね。
もう1回お母さんとたくさんの会話をすることで
その記憶を変えるというか解釈を変える。
そのことによって、自分がずっと しがみついていた記憶 っていうのが
違う色の記憶に変わっていきますね。
そういったことをお母さんと共に、時間を作っていくとよろしいんじゃないかなと
思います。
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