今回、中学校3年生の息子さんがお母さんに聞いた
その奥にある気持ちは、本当に楽しいかどうかを聞いてるんではなくて、
「嫌な時だってあるよね。しんどい時だってあるよね。
だけど そういう時はどうやって頑張ってるの?」 っていうことを
聞いてるのかもしれませんよね。
息子さんだって当然、中学3年生だったらやらなくちゃいけないことが
山ほど目の前にありますよね。
親も、きっと仕事だってやらなくちゃいけないことが山ほど目の前にあったりして、
そんな時っていうのはどうやってそれを乗り越えていくのか、
目の前にある物をどうやってこなしてどうやって前に進んでいくのかな
っていうことを聞いてるのかもしれませんよね。
つまりは、やらなくちゃいけないことをやっていく、
そのことに対して向き合っていくための考え方を聞かれてるのかもしれませんね。
だけども そういう風に言葉をなかなかチョイスできないので、
「仕事 楽しい?」という言葉にただただ 集約されてるだけかもしれません。
従って、ただただ「楽しいよ」で終わるだけでは、そういう表面的だと、
「そういうことを聞いてるんじゃないんだけどなー」っていうようなことかも
しれません。
「楽しい時もあれば、そこまでめちゃくちゃ楽しいわけじゃないこともあるよ。
でもそれをどう考えてやっていくのか って言うとね・・・・」っていう話を
ここを話していくことによって息子さんとの会話がより深まるんじゃないかなと
いうふうに思いますね。
もちろん そのために お母さんが
仕事って何でもかんでも楽しいばかりじゃないけれど、
その時はどう考えてるのか っていうことも、お母さんもなんかしら
自分の胸に手を当てながら、自分の答えをある程度 持って、
中3ですから 人と人としてしっかりと真摯に向き合って話をしていく っていうのが
いいと思います。
「仕事をすることが嫌になってしまうんじゃないか」
っていうのはありましたけれども、もし ここで お母さんが
「楽しい楽しい」って楽しいところばかりを言っても、
いつか本人が向き合った時に、
「いや、そんな楽しいことばかりじゃないじゃないか」
と思えば、やはり そこで嫌になってしまうかもしれません。
それは何でもそうだけど、晴れの日もあれば雨の日もあるように、
でも 雨の日は傘をさせばいいように、仕事だって楽しい時もあれば
楽しくない時がある。でも楽しくない時は こうすればいい し って言う
処方箋のような話ですね。
多分 息子さんも、そこまでを求めてると思いますし、
毎日晴れで雨なんて降らないよ じゃなくて、雨の日は こうすればいい
ということですよね。
お母さん自身が、日頃からこのお仕事に対して、
どういう風に考えてやっているのか。
楽しくない時はただひたすら我慢だよ っていうことなのかもしれません。
それならそれも 伝わるのかもしれません。
例えば、楽しくない時でもこのことによって、この仕事の向こう側にある
お客さんとか関わる人の笑顔を想像してるんだよ とか、
例えば、お母さんは、そうは言っても この仕事が好きだから、
楽しくなくても好きなことでも続けていれば、
必ずいいことがあると信じてやってるんだよ・・・ とかですね
お母さんなりのその 仕事との向き合い方、仕事に対する姿勢っていうのを
しっかりと素直に向き合った気持ちを語れば、素直に息子さんを信じて、
ありのままを語れば、それを聞いて息子さんが解釈しながら
成長してくんじゃないでしょうか。
中3の息子さんが、「お母さん 仕事 楽しい」って聞くって、
これってすごく普段からそういうことを素直に聞くという関係性が
あるんだろうなと思って、とても順調なんじゃないかな っていうふうにも
お見受けします。
だからその素直な気持ちに素直な気持ちで答えていく。
変に ごまかしたりせず、会話することがいいんじゃないかなと
思いましたね。