今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム Mちゃんママ さん からのご相談でした・・・
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長女(一人っ子)は6歳(年長)です。
現在、私の仕事の都合で延長保育を利用していますが、来年4月に小学校入学後は
放課後児童クラブへ通う予定をしています。
しかし、娘はとてもおとなしく、寂しがり屋です。
児童クラブ帰宅後は、私が帰るまで2時間ほど、一人で
お留守番をすることになるのですが、きちんと留守番ができるか不安です。
あと半年。いまから、お留守番の練習をさせるとかしたほうがよいでしょうか。
なにかできることはないでしょうか。
安藤先生、よろしくお願いします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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まず一番大切な 根本的なことは、
「きちんと留守番ができるかどうか不安」という気持ちから離れて
「この子はきちんと留守番ができる、大丈夫」と思い込むことです。
覚悟を決めることです。
それでも心配であるのならば、お子さんが留守番をしやすいように、
例えば、この子の好きな絵本を買っといてあげるとか、
一人でも夢中になれる何かを準備しておいてあげるとか、
それをいまのうちからお子さんとお話ししておくといいでしょう。
そのとき必ず、「ママは誰々ちゃんのことをすごく大事に思ってるよ。
ただお仕事だからちょっと待っててね。必ず すぐ帰ってくるからね」と、
お話ししてください。そのお話が大事です。
いつ ママが帰ってくるのかわからない、
何時に帰ってくるのかわからない、それでは不安です。
必ずママが帰ってくるっていうことが分かってれば、
その間好きなもので時間を過ごせます。
「○○ちゃんは何が好きなの? 絵本?じゃあそれは準備しといてあげるからね。
待っててね。ママ なるべく早く帰ってくるからね」
・・・そういうことがお子さんにしっかりと伝われば、
今はおとなしくて寂しがり屋でも子供はそこは乗り越えられると思います。
「とりあえず待ってて」とか「帰ってくるまで」
といわれても
いつまでなのかがわかりません。
「とりあえず」ってどういう意味なのかもわからない。
その間 私は何をしてていいのかもわからない。
だから、「○○時になったらママが 帰ってくる」とわかって、
お子さんが「それまで自分はどういうことで過ごすと気持ちがいいのか」
ということを お子さんと話ししておきましょう。
さみしいかもしれませんが、そうやって成長していくもんです。
お話しした上で環境を整えていって、おかあさんも「大丈夫」って思うことですね。
それでも大丈夫じゃなかった時には、また 次どうすればいいか っていうのを
考えればいいわけで、
まずは「大丈夫」という視点に立って前向きに そういう対策をとる、
お子さんが留守番しやすいように環境を作っていくとよいと思います。
実は私は、子供の頃両親と暮らせなかったので、
こうやって家で一人でいる事ってとても多かったんです。
でもそのおかげで、絵本を読んだりしてとっても充実して
豊かな時間を過ごした思い出があります。
窓ガラスに当たる 雨粒が、 1 つの 1 つのが合体して大きな雨粒になって、
また降りて行きますよね。
そういったものをずっと見ている時間がありました。
光の中で 舞い上がるほこりが、透かしてよく見えて、
それを目でずっと追いかけたりとか。
何ていうことはないんです。
そういう中で「自分の頭の中で遊ぶ」っていうようなこともしました。
とても 想像力が広がりました。
それが得てして、だんだん大きくなっていくと、
自分の将来とか 夢を描く力にもなります。
こんな風になってみたい、あんな風になってみたい、と、
つまり感受性がどんどん育つ部分もあると思うんです。
外からの刺激があればあるほど それに対応することを身につけます。
外からの刺激が あまりない状況だと、人は自分の中から湧き上がるものに
目を向き始めます。
自分がどういうことを考えてて、どういうことを望んでて、
どういうものが好きで、どういうものが嫌い
・・・自分の輪郭がはっきりしてきますね。
今はもう近くに必ず誰か人がいたりとか、
やるべきことがたくさんあったりとか、
たくさんの外からの刺激に反応する日々を送ってますが、
1人で考えて、自分は何が好きで何がやりたくて、
自分とは何者か って言う自分の輪郭をはっきりする 力 は
どんどんと少なくなってきます。
だから こういう1人の留守番の時間っていうのを、
実は非常にプラスにして、お子さんが成長することを信じて、
そして ポジティブな気持ちで にっこり笑って、お母さんも、
「行ってきます」と言うべきだし、
「早く帰ってくるね」って、 にっこり笑って言うべきだと思います。
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