今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、匿名希望の母親 さん からの
ご相談でした・・・
******************************
小4息子のことですが・・・。
テストの点がよかったら欲しいものを買うなど、
「ご褒美の約束」がないと 勉強しないというサイアクの状態になってます。
一人っ子で、おじいちゃん、おばあちゃんからのご褒美が多くて・・・・・。
自ら勉強できるようにさせるにはどうしたらいいでしょうか。
どのように声掛けをして勉強の習慣をつければいいのか悩んでいます。
******************************
安藤先生からのアドバイスです♪
******************************
よくない状態ですね...
もうそこまで行ってしまったかという感じです。
では、そこからどうやってなければいいかっていう話なんですけど
「ご褒美いきなりカット」これはなかなか
まあ現実はそんなふうにはいかないでしょう。
だとしたら方向のご提案とすれば
「テストの点が良かったらご褒美」というのを
少しサイクルを長めに取るしかないですね。
例えば3か月後の通知表でこうだったらとか、徐々に徐々に
毎回毎度の褒美じゃなくて、
目標設定の期間を延ばして、何ヶ月後とか1年ごとかっていう風にしながらなら
いかがでしょう。
ご褒美ばかりだと
だんだんだんだんその効果もなくなります。
勉強の目的も変わってきます。
「ご褒美ありき」という習慣ができてしまったなら
多少時間をかけながら、「ご褒美ありきじゃない習慣」に
徐々に持ってくしかないですね。
がんばったから、「だからご褒美!」だと、
すぐそうなることじゃなくて、
頑張ってほしいという気持ちを伝えつつも、
毎度毎度じゃなくて、今度の通知表とか、模擬試験だとか、
受験だとか...
ご褒美をもらうのを、ちょっと長期的に伸ばすのがいいでしょう。
このテストの頑張りが通知表に繋がるとか
上手な設定に置き換える工夫も必要です。
もう一つの方法としては...
小学4年生ともなれば、ある程度話せばわかります。
お父さんお母さんが次のようにしっかりと話してみましょう。
「おじいちゃんおばあちゃんも本当にあなたのことが大好きで、
頑張って欲しくてご褒美っていうことになるけど、
おじいちゃんおばあちゃんも、これから幸せに生きていくために
お金を貯めて一生懸命節約しながら頑張ってる。
そんなおじいちゃんおばあちゃんに
毎回毎回ご褒美ちょうだいとか、お金使わすっていうのはどうだろう。
もう○○ちゃんだったら、毎回ご褒美もらわなくてもがんばれるよね。
おじいちゃんおばあちゃんも、○○ちゃんにご褒美あげたい気持ちがあるから、
たまにはしてもらったらいいけど、毎回のご褒美は
ちょっとそういうところを少し減らしていこうか...」
・・・・・いかがですか?
おじいちゃんおばあちゃんのことも考えてあげようかとか、
おじいちゃんおばあちゃんにも幸せになってほしいよねとか、
○○ちゃんは、もうすごく頑張れるから一人でも大丈夫よねとか...
そういうことをしっかりと話しすればわかる年齢です。
子供にはそれをしっかりと話しして、子供の方から、
おじいちゃんおばあちゃん「僕はもう頑張れるから大丈夫だよ」と、
「ご褒美は今度いついつの時に頂戴」と伝える。
その言葉を聞いた時に、初めておじいちゃんおばあちゃんは気持ちよく納得して、
それならがんばんなさい、その代わりなんとかの時は奮発するからね」
...というふうにハッピーエンドがあるのだと思います
*****************************
安藤先生へのご相談は
メールフォームから お気軽にお寄せくださいね!