今週も番組をお聴きいただき
ありがとうございます!
今週は、RN「ショコラ」さんからのご相談でした・・・ 。
安藤先生、はじめまして。小学校5年生の息子なんですが・・・。
息子は、小学校に入ってから野球のスポ少に入っています。
5年生ながらチームの主軸となっていました。 ところが最近、
「もう野球やめる」とか「今日は練習行かへん」と 言いはじめました。
というのも、他の地区から転校してきた同じ学年のK君が
同じスポ少に入ってきてから、息子の自信が崩れ去ったみたいなんです。
K君は野球が上手で、息子と同じ、ポジションはショート。
練習試合に K君が出場したとき、2打席もホームランを打ち活躍。
それ以来、息子は 補欠で、「かっこ悪い」という気持ちもあって、
かなり自信を無くしています。息子にとって初めての挫折なのだと思います。
近頃は自主練もしなくなり、 練習もサボりがち。
家ではゲームばかりです。 息子になんと声を掛けてあげればいいか
とても悩んでいます。
・・・とのこと。さて、安藤先生のお答えは・・・
絶好の家庭内教育のタイミングです!
難しい風に聞こえるかもしれませんが、小学校5年生っていうのは
社会性が芽生えます。つまり自分だけじゃなくて、
世の中との関わりをすることに目が向きます。
4年生までは、とにかく興味があるのは自分の活躍です。
5年生ぐらいから、チームが勝ち上がること、そしてチームのみんなと
喜べること、そういうことにもどんどん目が向き始めます。
ただ今ちょうどその変わり目に、ほかの学校から来た子にポジションを
奪われたっていうことで、刺激が強かったのかもしれません。
これからは、自分の目標だけではなく、チームとしての目標に
目線を切り替えていくべきなので、そこを促していくことが重要です。
自分の役割が今回変わっただけなので、違う役割の中で、
チームをより上のステージに導くことが可能になるかもしれません。
私が申し上げてるようなことを息子さんは十分わかる年齢です。
チームが強くなるために、自分の役割を果たしていく・・・
そもそも野球というのはそういうスポーツですから、
そういうことの理解も この機会に話し合うことです。
そうすれば、この子は成長するんじゃないかなと思います。
それと、親が、「あなたが野球上手だから応援してるんではない」と
メッセージを発することです。
「どういう状況であれ、頑張っている姿に感動して、だから応援している」 と
しっかりと話してあげるが重要だと思います。
お子さんの自信のなさが出てきたのも、もっと前の段階で、
周りの大人が その子の結果で一喜一憂してきたということが
あるのかもしれません。 しかしそういう価値観を今回ガラッと変えて、
あなたの取り組み姿勢に感動して応援してるんだっていうことを
改めて伝え直すいい機会なんじゃないかなと思います。
本当の自信っていうのは、誰かを感動させることができた自分の力、
誰かに喜んでもらえたり、自分が人のためになった時に、
本当の自信ってつきます。 目立たない自信ですけど、深く強い続く自信です。
そういう意味で親の言葉ってすごく大事で、結果だけを褒めると
その時だけの自信しかつかないけど、結果だけ褒めるんじゃなくて、
「あなたの頑張る姿は、お父さんお母さんも元気にさせてくれる、
だから応援する。あなたのその姿を見てるだけで、
親である自分達は感動する。すごく喜べる。だから応援している」
・・・こういった言い方をすると、本当の自信がつくと思います。
安藤先生へのご相談はこちらから! http://fmmie.jp/program/andojuku/message.php
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来週もお楽しみに!