今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ペンちゃん からの
ご相談でした・・・
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今年4才になる娘が「英語とピアノをやってみたい」と言い出しました。
とても嬉しく思いました。
そんな時、テレビ番組で
「子供の習い事、迷ったらこれを習えば大丈夫!」という趣旨の番組がやっていて
「生きていくには計算が全てにおいて必要だから公文とそろばん、
右脳を刺激するピアノです」と言っていました。
私としては子供がやりたい事をやらせてあげたいな。と思いますが...
安藤先生はどうお考えでしょうか。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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まず子供って本当にいろんな子がいるので
いろんな子がいる以上、全ての子にこれを習えば大丈夫というのはないですね。
それともう一つは、その子がそれぞれ一人一人のペースで成長するので
この時期にこれをやれば大丈夫とか、この種類の習い事をやれば大丈夫とか
子供って生き物なので、いろんな子がいるので、
そういう一概にすべてこれでオッケーですっていうのはまず基本ないです。
それを前提にお話しします。
おっしゃる通り、例えば、公文とかそろばんという「計算」ですが...
計算というのに慣れ親しんでやり方を早く覚えると、
そのことによってまず 「好きになる」、「褒められることが増え」ます。
子供は褒められたいので、計算を 早くできたりすると
褒めてもらう機会が多くなるので、その子はそれで気持ちが乗ってきます。
そういう意味では、「あり」ですよね。
褒めてもらったりそれで気持ちが乗ったり、
もっと一生懸命頑張るようになったり・・・
それは計算でもスポーツでも なんでもいいと思います。
それからピアノについてですが、
「感じる」っていう力を増していくためには これも一ついい方法だと思います。
何よりもこの娘さんが英語とピアノに行ってみたいと言い出したのなら、
一度やらせてあげたいという親の思いがあるならば
やってみたいということをまずやってみるというのは確かにその通りだと思います。
「この時期はこれをやるべき」とか、答えはひとつじゃないです。
そうじゃないからと不安に思いすぎたり、そのようにならないからと
子供を叱りすぎたり・・・一番いけない、注意してほしいのはそういうところです。
一人一人が伸びる、それぞれのペースがあってそれぞれのタイミングがあります。
習い事については、親御さんはよく悩まれるところだと思うんですけど
子供って元々 成長したいとか新しいことをどんどんどんどん習得したいとか
そういう前向きなエネルギーを持ってるものなので
本当に何をやらせても子供って本当にできるようになって
新しく自分ができるようになることが増えると
それで気持ちが乗ってくる・・・ 自然に考えればそういうもんなんですよね。
ところが時々、大人の方が
「これぐらいの時にはこれをこれぐらいできてないとだめだ」とか
そこからの引き算を考え方として持ちすぎるがために
「まだできないのか」とか
「もうこれぐらいの時ならこれぐらいできてないとおかしいじゃないか」とか
いつのまにかそういう言葉が増えすぎてしまって
元々伸びるはずである、前向きであるはずの子供が
言われるうちにだんだん前向きじゃなくなってきます。
習い事がいけないんじゃなくて、
習い事のそばにあるそういう大人の言葉がいけないんですね。
そこに夢中になりすぎて、引き算で考えて、
「なぜできないんだ」「まだできないのかおかしいじゃないか」
というようなことに、とにかく気をつけてもらいたいですね。
どういう習い事をするにしても、
子どもはもともと気持ちは乗ってくものです。
子供っていうのは、身長が伸びるように、
できることも増やしていくことによって
自分がどんどん、大人に一つひとつ成長していくことに対して
自分が自分に期待を持って、自分が自分の成長を楽しみながら・・・
そうやって毎日を生きてるのです。
子供の、その自然な成長の意欲を失くすことのないように、
それだけです。
その周りにいる大人の言葉が ポイントだと思います。
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