いつも番組をお聴きいただきありがとうございます!
今週は、ラジオネーム むっちさんからのご相談でした!
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毎週子供の送迎の時間に拝聴させていただいております。
私には公立の保育園に通う年少の息子がいます。
最近、私立の幼稚園に通っているお子さんを見かけるたびに、
学力の差が出るような気がして焦りを感じています。
私の家庭は共働きで息子は保育園に通うしかありませんが、
やはり、 私立の幼稚園に通う場合と差が出てしまうのでしょうか。
もし親との関わりで差を縮められるのであれば、その方法も合わせて
アドバイスいただければ幸いです。
(平日にできること、休日にできることなど)
よろしくお願いいたします。
さて、安藤先生のお答えは・・・??
差がでるっていうことでは、早くからその知識を知ってるとか
そういう意味の差はあるとは思いますが、将来的に見れば全く問題ないです。
全然大丈夫だと思います。
小学校に入った時に、幼稚園に通ってた子と、保育園に通った子とが
差があったりするのもありますが、 小学校1年生とかで、
友達と比べて自信を失うとかあんまりないんですよね。
それよりも大事なことは、親が一生懸命愛していれば、その子は元気だし、
親が機嫌良くしてればその子の機嫌もいいし、 元気で機嫌が良ければ、
後からでもどんだけでも伸びるんです。
とにかく、子供が元気に、そして機嫌がいい、それで十分です。
早くから勉強をさせても、勉強が嫌いになるだけの子もいるんです。
その裏側には、やっぱり結果を気にする親の表情が厳しかったり・・・。
親が怖い顔してるのを見てまでも、子どもは頑張ろうとはあまり思いません。
小学校1年生になるかならないかぐらいの子供って、 親が笑ってくれるから
頑張れるんですよね。 親が頑張ってることを笑ってくれるから、
もっと頑張れる・・・。 これは小学校4年生ぐらいまではそれが続きます。
なので、小学校になってからでも、親はとにかく横で機嫌よくニコニコと
笑ってあげれば大丈夫です。焦らなくていいです。
逆にその焦りは伝わらないようにぐらいの感じで、
たくさん笑う時に 抱きしめて、いろんな思い出を作って、
「大事にしてるよ愛してるよ」 っていうことが伝わる・・・
それで十分ですよね。
これからの教育って・・・
今の未就学の子どもたちが大きくなる頃、
この国の教育の環境って どうなってるかって言うと、
英語を話せるとか聞けるっていうのが、すごく大きくなるんですけど、
だからといって、幼稚園と保育園の差があるかというと、
別にそこまでそんなにも差はないです。
でも、その英語の耳を鍛える前にやった方がいいのが、国語です。
国語、もっと言えば、普段の会話ですね。
親子の会話の中で、国語の能力ってすごく伸びると思います。
子どもと親の会話の中で、子供の気持ちを聞く。
「Yes」か「No」かで答えられる質問じゃなくて、「どう思った?」って聞く。
そういう質問の仕方もして、自分の気持ちが言える親子関係、
子供が安心して自分の気持ちが言えることが重要だと思います。
もし子供が気持ちを言ったら、「そうなんや~」でいいです。
「その気持ちは正しい」とか「その気持ちは持つべきじゃない」とか
「正しい」とか「正しくない」という判断を押しすぎると
子どもも気持ちを言わなくなります。
(正しい正しくないもよっぽどの時は言ってもいいと思いますけど)
基本的には「そうなんや~」でいいんです。 そういう普段の会話で
国語は伸びます。
勉強についてですが・・・
一昔前と違うのは、ヨーイドンのレースでもなくなってきてるということ。
例えば、大学入試も、数年前と比べて推薦入試がもうめちゃくちゃ
増えてるんです。
だから、お子さんの個性を消さないようにしていくことも大切です。
好きなことを追求して、輝いて、そして自分らしい生き方、
個性を 輝かせて生きていく・・・そういうことを認める、
教育も少しずつ変わってくと思います。
・・・むっちさん、いかがですか?
またメールお待ちしています!
安藤先生へのご相談はこちらから! http://fmmie.jp/program/andojuku/message.php
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