今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、イライラ母さん からの
ご相談でした・・・
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3歳児の息子のことでご相談です。
「あれをしなさい」「これをしなさい」と言うと、
シカトしたり、 ふざけてきたりして全然言うことを聞きません。
イヤイヤ期の延長?なのか、だだをこねるというよりかは、
ふざけて言うことを聞かないのでイライラします。
3歳児が何度言っても言うことを聞かないとき
(例えば、「〇〇がほしい」「もっと遊びたい」「いやだ」の連続)は
頭にきて無視していることが多いです。
でも、無視してもいいのでしょうか?
言うことを聞かない3歳児への「OKな対応」「NGな対応」を 教えてください!
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安藤先生からのアドバイスです♪
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「何をしなさいこれをしなさい」・・・その内容にもよるんですけれども
もし、この「あれをしなさいこれをしなさい」という内容が、
それをしないとこういう困ることがあるとか、
これをしないとこういうことになってしまうとか、
だからこの時にこれをしなさい、という風な理由があるとするなら、
お子さんには
それをそのまま伝えることが良いかと思います。
それをなくして「あれをしなさいこれをしなさい」だけになってしまうと
おそらくこの子供さんからしてみると、
「言うことの聞かせ合いゲーム」を楽しんでるかのような感じですね。
結局のところ息子さんは、自分の言うことを
逆にお母さんに聞かせることで楽しんでいる、
感情と感情のぶつかり合いゲームを楽しんでるという感じですね。
ですので、表面的な話に終わらせることではなく、
言うことを聞かなかったらこうこうこうなるから今言ってるんだ
ってということを伝えたりとか、
言うことを聞かなかった場合に困ってしまうから
その時はもうこうするよっていうことを伝えておくのです。
それを伝えたならば、言うこと聞かなかった場合は、
もうそれは、淡々と、
例えば、言うこと聞かなかったらもう帰るよって言って
淡々と帰るんです。
淡々とやるから迫力があるのです。
または叱ることも重要だと思います
とにかく無視するっていうことだけだと、
子供は何で無視されてるかも分からないと思います。
言うことを聞かせるために、ただ自分の都合通りに思い通りに動かそうとする、
あれをしなさいこれをしなさいともし言ってしまってるとすると、
お子さんの方も自分の思い通りに親を動かそうとします。
なぜこの時にこれをしなさいと言ってるかということを
大人目線でいいので
しっかり目線を合わせてゆっくりと
「どう困るのか、それを聞かなかったらどう困るのか」を伝える...
そうする中で、子供はそれがゲームではないということを理解してくと思います。
このことに限らず、なかなか問題が行ったり来たりして解決しないときは、
思い切って少し波長を変えてみるということが重要です。
あれをしなさいこれをしなさい嫌だ嫌だダメでしょう
しなさい嫌だ嫌だというのは、
ずっとザワザワした同じ波長の中になります。
波長を変えるって言うことは、深呼吸して、しゃべるスピードを変えて、
場所を変えて、顔つきも変えて、ゆっくりと
今までのリズムやペースや表情全て変えて、
「これまでの空気感とは何か違うぞ」っていうことを
子供にまず分からせて、
空気が変わったってことを分からせながら、改めてゆっくりと話をする。。。
今までの空気感の中でやってると、ずっとうまくいきません。
どうしてもイライラしてしまうのもよくわかります。大変だと思います。
「無視していていいのだろうか」ということですが、
何も言わずに無視するのではなく、
ここから先は何を言ってもお母さんは聞かないよ、
こうなったらこうするときめてきたことがあったよね、と確認したうえで
あっさりと行動にうつすのはいいと思います。
それを伝えてからの無視なのであれば
無視の意味も伝わると思います。
頭にきたからという理由だと
やはりこれは同じ空気感の中での
感情と感情のぶつかり合いのゲームみたいなことになるので、
いったん波長を変えましょう。
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