今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、りょうママ さん からのご相談でした・・・
******************************
息子はもうすぐ3歳。おやつの時間を待てずお菓子をほしがる、
公園でブランコなど遊具の順番を待てない、「ママ、抱っこ!」とせがまれ、
「ちょっと待ってね」と言っても聞き入れない。
初めての子育てなのでクタクタです。
我慢ができない、待てない子どもを変えるしつけのコツがあれば
教えてほしいです。
******************************
安藤先生からのアドバイスです♪
******************************
子供は、自分のしたいように思ってることを
そのままストレートに出すもんです。
だから、「待つ練習」をしていくしかないですよね。
お菓子とかブランコ、抱っこ のような
お子さん本人にとっては待ちにくい 題材は難しいと思います。
ブランコ が目の前にあればどうしても乗りたいだろうし、
お菓子や おやつがそこに目の前にあれば、どうしても今食べたいとか...
ですから、練習は、子供にとっては、待ちにくいとか
自分の気持ちが高ぶって仕方がないとか、
そういうものではないものでするといいでしょう。
「これなら待てるかな」というような題材で、
「少し待とうね」と待つ練習、待つ習慣付けをするといいでしょう。
ブランコなどの遊び、目の前にあるお菓子など、なかなか強敵です。
最後の最後まで待ってと言われても難しい。
他のことで少し待つ 練習を重ねていくことです。
お子さんが待てる状況での練習は、本当に日常の中で散りばめられています。
いろんな場面の中で、例えば、
「ママちょっと来て」と呼ばれたときに、
「ちょっと待ってね」とかでもいいですし、
ささいなことから、工夫をして練習してみましょう。
今の状況は、せがまれて、言っても聞き入れないということで、
最終的には、子供の言うことを聞いてしまってますよね。
どれだけ言っても言うこと聞いてくれないから、
お母さんの方が言うこと聞くような形になってしまうと思います。
今このパターンではまりこんでしまってるところがありますから、
これはどこかで、お子さんがどういったとしても、
「聞かない」状態にすることです。
これをどこかでやらないと、お母さんのメッセージは伝わりません。
ただ「ダメ」とか「いかん」と言っても、
子供はその意味がわからない。なんでなんだろうかと思うだけです。
「ひょっとすると、ママは今不機嫌なんだろうか?怒ってるんだろうか?」
という風に思ってしまう可能性もあります。
そうすると子どもは、大人の顔色を見るようになってしまいます。
怒らせないようにしようとか、ママに気に入られるように
自分の気持ちを抑えるような とか。
そういう風に顔色を見てしまうと、自主性もあまり 育まれませんので、
親が機嫌で言っていると思われないように、
不機嫌だから怒ってると思われないように、
「だめ」「いかん」っていうだけで終わらないようにしまよう。
きちんと「〇〇だから少し待って。それじゃない限りはだめですよ」
っていう話をしっかりしないといけないと思います。
3歳の子でも、目を見てしっかりと真剣にお話をするそうすると、
その気持ちは、言葉がよく分からなくてもしっかり伝わってきますから
そういう時間をしっかりととりましょう。
その上で 子供がいつまで言っても聞き入れないというところを、
今度はお母さんもそれは聞き入れない、そういうようなことを
してかないと状況は変わっていかないです。
本当はクタクタになる前にちゃんと話をすることが大事で、
どうしても、駄目とか、いい加減にしてとか
そういう最後の言葉が出てしまうんだけど、
子供にしてみると、そのダメとかいい加減にしてっていうのは
何の話をしてるのかよくわからない場合があるんです。
とにかく、お母さんが急に怒ってきたという風に思われたりもします。
しかしそうなるまえに、お子さんが聞きたくないと言っても
ちゃんと話をすることが大事です。
そしてそれを貫く。
そういう部分が重要だと思います。
****************************
安藤先生へのご相談は
メールフォームから お気軽にお寄せくださいね!