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8月26日 慎重派の息子(4歳)




今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム TK  さん からのご相談でした・・・

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4歳の息子のことでご相談です。

かなりの慎重派で、初めての場所や初めてのことに抵抗することが多いです。

先日、学習体験教室に連れて行き、先生に質問されましたが、

先生に人見知りしてか、私の耳元で答えを伝えてくるという状況でした。

この性格ではせっかくの挑戦する機会を逃してしまうことがあるのではと

心配です。親としてサポートできることはありますか?

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安藤先生からのアドバイスです♪

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「せっかくの挑戦する機会を逃してしまうことがあるのではと心配です」

とありますが、全く心配することはないです。

親としてサポートできることは、山ほどあります。

この4歳の息子さんはかなりの慎重派で、今までがそういう状況、

そういう環境だったからそうだったんでしょう。

これまで、あまり初めての所に連れて行かなかった、または、

連れて行く回数が少なかった。

そうすると当然それには不慣れなので、物怖じもしてしまう、ということです。

そしてこれまでも、お母さんの耳元で...という状況が多かったのでしょう。

それは悪いことではありませんが、慎重になっている、物怖じしているのは、

そういう今までが多かったから、 ただそれだけのことです。

なので、状況を変えたかったら少しずつその環境を変えていけばいいですね。

つまり、初めての場所、初めての事に触れていく、

その場数を増やすことです。

そして、いつも真隣にお母さんがいると、当然耳元話になるわけなので、

隣にお母さんがいるという状況をさりげなく作らないようにする、

その時わざと少しだけ距離をとるとか、そういうことをしていけばいいと思います。

この子が今までこうだったから、これからもこうだ、ということは全くありません。

今までのように、そういう環境の中に身を置かせたら

それはそうなって仕方ないことです。

そういう環境じゃない状況をいっぱい作っていけば、

また違う状況になっていくわけです。

心配することなく新しい環境をどんどん作っていけばいいのです。

これが親がサポートできることですね。

どうしても、ちょっと気になることがあると、

これから先もずっとこうなんじゃないかなと思い思ったりしますけれど

子供っていうのはどんどんどんどん見違えるように変わっていくわけです。

しかしその時々の環境でどんどん変わっていくわけなので

これまでの環境ではこうだった、でも違う風になってほしい・・・

それなら環境を変えればいいのです。

そういった些細な環境に些細な違いを

ちょっとずつちょっとずつ作ってあげましょう。

お子さんにとって 何かものすごく好きなことがあったら、

その好きなことができる場所で好きなことをやらせてみる、

好きな体験に連れて行く、そしたらその時、この子は同じく慎重なのかどうか、

観察してみることです。

何でも「この子はそういう子なんです」って決めつけてしまうのは早いです。

それならお子さんのすごく興味のある所に連れて行ってみよう、

そこでちょっとお母さんが距離を置いてみよう...これは色々実験です。

いろいろなことやってみたら、その環境によって

子供はあっという間に見違えるように変化してきます。

4歳というのはそういうふうに変化する年齢ですよ。

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