今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、Y さん からのご相談でした・・・
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安藤先生、こんにちは!
先日、2歳の息子が、私が目を離したすきに、
スーパーのダンボール置き場にあるダンボールで遊んでいて
(積んであったのを引っ張り出していた)、その場にいた男の人に
注意をされました。
男の人は最初、大きめの声で「あ~あ!」と、気づかせる言い方をしたため、
息子は恥ずかしさと驚きで泣いてしまいました。
私はその人に平謝りして、後から息子に「〇〇が危なくて注意してくれたんだよ。
次から気をつけようね。」など話しましたが、
息子は聞きたくないといった反応でした。
親以外に注意されたことがなく、びっくりしたのかもしれませんが、
こういった時、子供に何と言えばいいのか教えていただきたいです。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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自分が人に迷惑をかけてしまったとか、人を怒らせてしまったとか、
そういう自分に対するショックもあるでしょうね。
けど 「自分は何てことをしてしまったんだ、人に迷惑をかけてしまった」と
その場の雰囲気でそれを察知してそう思ったんでしょうね。
しかし、そのことを 感情では整理ができない状態、
その男の人はこういうつもりで注意したんだとかそういう理屈は
お子さんにはまだ 耳に入らないですね。
こういう時は、抱きしめてあげることだと思います。
抱きしめて、「大丈夫よ」・・・ それだけでいいと思います。
つまりは 安心を与えていくしかないということです。
あとは、スーパーのダンボール置き場の近くとか、そういう場合にはなるべく
目を離さないようにしてあげようとか、です。
しかしその後は、家族以外の大人が 優しさに触れさせる機会を作ってあげたり、
徐々に徐々に いい意味のモードに記憶を上書きしていく っていう事が大切です。
大人の人に そういう迷惑をかけた、でも今度は大人の人の笑顔に
たくさん触れることができたっていう風な、
プラスの大人の優しさに触れさせることで、記憶を良いものに上書きしていくしか
ありません。
2~3年ぐらい経ってこの時の話をしてみて、
もし本人が覚えていたら、何も怖くはないこととか、
その人も忙しくてそういう言い方をしたんだろうね とか、
そういうことが少し 理屈として入ってくるようになります。
やがて落ち着けば、5歳くらいにもなれば、
「その時はその人が忙しくてそういう言い方をしただけだから
気にしなくていい。あなたはこれからも元気でいてね。」
と、もし 覚えていれば、話してみましょう。
まこの時の2歳の息子さんもいろんな感情が交差してるんでしょう。
家族以外のところにはまだ抵抗力や免疫もない中で、
家族以外の人がちょっと困った顔してる 怒った顔をしている
そういう光景を見てしまったりすると
不安に襲われるって言うのはあるでしょう。
自分は一体どれぐらいのことをしてしまったのか それもわからない。
ただただ体の大きな人が、大きい声を出してたりとか
怖い顔してたりとか、それが恐怖でしかない。
そんなときに理屈は入ってきません。
なので、親だからできることは「安心を与えること」なのです。
やっぱりお母さんは「太陽」 なんです。
照らしている、お母さんは最後まで明るく、
その子を照らしてあげる 存在なので、この子が恐怖に陥ったりとか
怖くなって泣いたりしても、やっぱり最後 笑ってを抱きしめる
それがお母さんに一番 できることです。
お母さんだからこそできることに集中する。
男の人はこういうつもりでああいうつもりでとか、言葉はいらないです。
お母さんだからこそできる太陽としての仕事、
それがこの子の気持ちを安心させることにつながると思います。
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