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7月15日 私の短気な性格




今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム K さん からのご相談でした・・・

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息子は、3歳です。

私は相当「怒る」ことが多く、私のちょっとした イライラを察して

(子供が)「ごめんね」っとすぐに謝ったり「ママ大好き」と言ってきたり・・・

言われると苦しい気持ちになります。

息子をそうさせたのは、全て私のせいだとわかっています。

私なりに頑張ってみましたが、やはり短気な性格というものは どうにもならないものなのかな

・・・と壁にぶち当たる日もあります。

息子の泣く姿にハッとさせられたり、胸が苦しくなります。

私の気持ちがこんな状態なのだから、息子に不安やストレスをたくさん与えてしまってるのだろうな・・・。

すごく自己嫌悪に陥り、落ち込みます。 私はどうしたらいいのでしょうか。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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このご相談を聞いて一番最初に思ったのが、

ひょっとするとこのお母さんは、 お子さんを見ていると

自分の幼い頃の 姿に重なると思っているのでは ないでしょうか、ということです。

お母さん自身が子供の頃、 自分の親との関係の中で 自分が思うようにできない、

顔色をずっと伺っていた ところがある、 親の顔色を気遣って気遣って、

同じように あやまったり、大好きとか、 色々言って、

自分の安全を確保してきたのではないでしょうか。

自分で思うようにできなかった だから、自分が親になった時に自分の息子さんに対して、

ついつい自分もそのままの感情をそのぶつけてしまって、

お子さんもまた同じように、 母親の顔を見て「ごめんね」とか「大好き」という...

それを見てお母さんは自己嫌悪に陥るのだと思います。

自分に全く息子さんのその気持ちがわからなければ 自己嫌悪にもならないと思いますが

お母さんはこの息子さんが気持ちかわかるだけに

どうにもならない...ということのようですね。

この解決方法っていうのは・・・

お母さん自身の親御さんとの関係をきれいにすることです。

つまり自分の親と、一回ゆっくり話をすることですね。

小さい頃はお母さんが怖かった...だから謝って許してもらおうとした

...大好きって言って許してもらおうとした... そうやって自分は頑張ってきた

... 安心していたかったんだけど、 ちょっと怖かった・・・。

... それに対してのご両親の気持ち... あの本当はこうだったんだよーとか

今だから言える話をする中で、お母さん自身が改めて昔の自分の色んな気持ちを

そこで解決する。 そうすると今度は息子さんに対して 心の余裕が生まれると思いますね。

イライラする自分はダメなんだ...これが分かってることはいいことです。

このお母さんは 人の気持ちをとっても大切にするお母さんだと思います 。

だから自分の気持ちのコントロールにも悩むし、 罪悪感を感じるのだと思います。

ご両親との関係が ここまで来る中で思うようになってない、

思うようにできてない、思うように表現しきれなかった、ということでしょう。

感情を出せない癖が染み付いたから、もうそれから先ずっと出せなかったのでしょう。

だから子供が出来た時に 自分の子どもには感情をぶつけるしかなかったのだと思います。

もうそういう親のところで出さなかった感情を、子供に向けて逆に出す...

トータルでツジツマと帳尻を合わせるわけですけども、

ご両親の方に出すべき感情をしっかり出せば、

子供さんには、さほどそこまでの感情を出す必要はなくなります。

ご両親と話し合って リセットしてみましょう。

あの頃は実はこう思ってた 、と。

今の年齢で、もう1回、 ご両親とそこの所を落ち着いて話をしていくと いいと思います 。

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