今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム nijiiro さん からのご相談でした・・・
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小学校1年生の娘のことでご相談です。
幼稚園の頃から先生方に「○○ちゃんはお友達にもとても優しい」と言われます。
が、「優しい」ことがとても心配です。
娘は相手の気持ちを察するのが早いタイプで、
友達が娘のおもちゃを欲しそうに しているとさっと貸してあげたり、
友達がひとりで寂しそうにしていたら、 その子を誘ってあげたりしていたのですが、
特定の子と仲良くなると、 その子が傷つかないように、
相手に合わせすぎてしまい、そのうち娘が 相手の言いなりになることが増え、
娘が辛くなる。。。というパターンが これまで何度もありました。
聞くと「だって傷つけたらかわいそうだから」
「相手に嫌われたくないから」「相手が許してくれなかったらどうするの?」と
言います。
「自分の意見を言おうね」とか「こうされたら悲しいと言おうね」と
言ってきましたが。。。
どうしたら、お友達と対等な関係を築けるようになりますか?
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安藤先生からのアドバイスです♪
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お友達と対等な関係を築けるようにどうしたらよいか... と
ご相談がお友達との関係になってますけれども
元々は、自分の気持ちより、誰かの気持ちを優先させてしまう
というところにあるわけです。
なので、まずは、自分の気持ちを大切にするという習慣を
家庭の中でつけることです。
例えば、何が食べたいか、どこに行きたいか、 何が欲しいか、
・・・ 自分の気持ちを表現する場面をたくさん家庭の中で作って、
いつも家の中でその子の気持ちを優先させていくっていうことを
繰り返して、 自分の気持ち、自分の感じ方、
自分の思ってることを大切にしようと。
そして そこを親が認めていくことです。
もしかしたら、 おそらくなんですけれども、
これまではそれ逆をやってきたのではないでしょうか。
つまり、 自分の気持ちが例えば「赤」だとしても、
「青」を求めてる子がいっぱいいたとしたら
青にすることがいいことなんだっていう風に
なんとなく本人が思っていくようなやりとりがあったのかもしれません。
そのときに、「青」にしていくことによって、
「相手のことを考えて、青にしたね、えらいね」って言って、
そこをほめてきたという過去があった...
つまり、自分の気持ちより、誰かの気持ちを優先させることによって
本人の「承認欲求」が、過去において満たされたことがあるのだと思います。
それによって、自分が認めてもらうためには、
自分の気持ちよりも誰かの気持ちを優先させた方がいいんだろうと
本人がまず小さい頃に何気に思い込んだ部分があるんだと思います。
それがいつのまにか、この子のパターンになっていったと考えられます。
そういったことが行き過ぎると心配なんだという場合は
早いうちにそうじゃないパターンをつけてあげないといけないですね。
たとえば... 「あなたが赤と思うなら赤にしなさい、赤がいいんじゃない?
あなたが思うようにすればいい」。。。 そして行動をおこす。
その気持ちを大切にして、「自分の気持ちをしっかり言えた、それで動けた」
と、そこを褒めていくのです。
自分の気持ちを大切にしていいんだ! 大丈夫なんだ!
そういうふうに思わせていくのです。
そういうことを家の中でやっていき、 その延長上に、
お友達と対等な関係を築けるわけです。
自分の気持ちを大切にするという事の積み重ねが、
少し足りてなかったんじゃないか、 もっと増やした方がいいんじゃないか、
という問題なんです。
それがお友達との関係の解決にもつながると思います。
「傷つけたらかわいそうだから」とか「相手に嫌われたくないから」
...これは、ここだけ聞けば いいことなんですよね。
別に悪いことじゃないです。
しかし、結局そのことによって辛くなくなるから
そういう風に思わなくていいんだとか、 こうするとよくないよ、
自分が辛くなるだけだよ、 駄目だ駄目だ、いけないいけない・・・
そう言い続けると、だんだん子供は、よく分からなくなってしまうんです。
だから別に、それならそれでいいわけです、極端なこと言えば。
本当につらくて嫌になったら、その時はその時に、
いいのよって、これで終わりでもいいわけです。
でもこのままいけばもっと辛くなるんじゃないかと思い過ぎて
先回りして心配し過ぎて、あまり言い過ぎると、
お子さん自身、自分の気持ちが だんだんわからなくのです。
ですから、本来、子供自身がそれでいいならそれでいいんです。
優しいことは悪いことじゃないですから。
だけどすごく嫌だったら嫌って言えばいいんです。
その時は、 「嫌って言っていいからね」と、
それを家の中でも練習すればいいと思います。
「嫌だったら嫌でいいから言いなよ」
「お腹いっぱいで、残すとお母さんに悪い」
...そうやって思うことは嬉しいよ。でも、お腹いっぱいだったら
正直に言うんだよ。
・・・ これは家の中でもできますよね。
そうやってくだけでも いいと思います。
まだ小学1年生です。 大丈夫です。
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