受験生だから勉強した方がいいとか、受験生だから頑張らなくちゃいけないとか
受験生だからこの夏が勝負なんだとか
そういったことばって、子どもにはあまり響かないんですよね。
というのは、
言葉があいまいで、受験生だから頑張れ、受験生はこの夏が勝負だ...というのは、
具体的じゃないとどうしてもピンとこないんですね。
いまの塾通いの現状として、
さほど心配はないでしょうというのはありますが、
もっと頑張らせたい、もっと頑張って欲しいっていう時には、
もっと話を具体的にしたほうがいいですね。
例えば、どこどこの高校に行きたい...ならば、
ここまでの成績を取らなくてはいけない
それなら、いつのテストで何点取らなくちゃいけないのか
そのためには、今これをいつまでにやらなくちゃいけない
とか
具体的にやること、今計画を立てることによって、
やることをはっきりさせて
そこに向かってけばこの夏それなりにやれると思ってると思います。
夏休みいっぱい時間があるから頑張れとか
部活が終って引退したんだからそのあと頑張れとか言っても
なかなかピンとこないのが一般的だと思います。
もちろん自分でコツコツやる子もいますけれども、
受験生なんだからっていう言葉だけで頑張れる子は少ないと思いますから、
目標を具体的に決めて、やることをはっきりとさせて、
それを頑張るっていう風に、親以外の大人、できれば塾の先生や周りのおとなに、
明確にしてもらうといいでしょう。
そして...小学校6年生の弟さん。
来年中学生ということなんですが
いま、実は、中学生に上がると英語が以前より相当難しくなってまして、
その分進む スピードも早いと思われます。
したがって、英語で苦手意識を持ってしまうと
なかなか取り返すのが大変ですので
小学校の間に少しでもしっかりやっといた方がいいでしょう。
英語に苦手意識を持たない程度に
ある程度の英語の予習をやっておいた方が
いいんじゃないかなっていうふうに思います。
しかし、頑張りすぎると、やっぱり息切れしますので、
不安になってたくさんやらなくちゃいけないかって言うと
そんなことはないと思います。
あとは、数学も多少早めにやっておいたほうがいいと思います。
学力も重要なんですけど、苦手意識を持たないということの方が
重要だったりするんですね。
中学校になって新しい友達仲間環境になって、
そこで苦手意識を持ってしまうと、3年間引っ張っていまいますので・・・。
学力ももちろんですけども、いいスタート、苦手意識を持たないスタートのために、
英語や数学は、少し予習したほうがいいと思います。
「そういうの、やっといたほうがいいよ」と、軽く流して、
本人の歩くスピードや気力にまかせるのも
いいのではないかと思います。