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8月12日 知育玩具に興味がない?




今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム たつくんママ さん からのご相談でした・・・

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2歳7ヶ月の息子は、パズルやブロックにあまり興味を示しません。

電車や絵本を読むことは好きです。

私としては、パズルやブロックのような知育玩具で遊んでほしいと思うのですが、

本人が興味ないことを強制するのはよくないですか?

興味を示すのを待つべきですか?

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安藤先生からのアドバイスです♪

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「パズルやブロックに興味を示しません」とありますが

いずれ興味を示すのかもしれません。

パズルやブロックに興味を示してほしいという親の気持ちがあるかもしれませんが、

それぞれ個性があります。

電車や絵本を読むことが好き... これも素晴らしいことだと思います。

イメージの力や想像する力を育むにはとてもいいことだと思います。

親からすると、パズルやブロックのほうが目に見えてわかりやすいものなので

安心するかもしれませんが、 絵本などはとくに、

相当頭の中ではいろんな世界の繰り広げられてますから

非常にいいことだと思います。

逆に、「絵本に興味を示さない」と悩む親御さんもいるかもしれませんね。

やはり、これからの時代を切り拓いていく能力は、

頭の中でいろんな物を描いていく力が重要です。

目に見えたものだけであれこれと言うのではなく、

頭の中で、今までになかったものを想像して、

それを形にしていく努力が必要です。

これまでは、今まであったものを使って生きてきましたが、

今はいろんなことで世界も 世の中も様々なことが起こっています。

これからは、今までなかったものを想像し、それで未来を切り開く、

時代を切り開く、生き抜いてゆく... そういう力が求められています。

だから、目の前にあるブロックを組み立てることも大切です。

そして...絵本で想像して、それを形にしていくことも大切です。

ですから、今のままでも十分良いのではないかと私は思います。

いずれ、パズルやブロックにも興味が出てくる時期もあるでしょう。

焦らず、お子さんのペースと個性を見守ってあげましょう。

そして... ここでとても大事なことは、「親の表情」です。

親は、子供にこうなってほしいなど、愛情から来る思い入れがありますよね。

しかし、親が思っているようにならない場合に、いろいろ指し図して

エゴとして出てきてしまいます。

そんなとき、親の表情が曇ったり、怖い顔つきになったり、

口調が厳しくなったりすると、子どもは恐怖を感じてしまいます。

2歳7ヶ月のお子さんも恐らくそうかもしれません。

恐怖を感じてやることは全く面白くありませんし、全く伸びません。

親の表情、親の言葉の奥に潜む感情を、子どもは読み取ります。

知育玩具にこだわる前に、親が笑顔で、お子さんが夢中になってることを

喜んであげるのがいちばんです。

お子さんをおおらかな気持ちで見守り、

お子さんを愛しているというその気持ちを大切にしましょう。

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