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8月19日 小学5年生...スマホを持たせていい?




今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム LEGO さん からのご相談でした・・・

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小学5年生の娘がいます。

最近友達の間で携帯電話を持つ子が増えているようで、

娘が 「買って欲しい」「スマホ持っていないの私だけ」とよく言ってきます。

あまりそういったものに没頭してほしくないので、我慢するよう 言っていましたが、

携帯電話を持っていないことを理由に 仲間はずれにされたり、

いじめに発展したりしたらどうしようと 不安になりました。

娘の友達との関係を考えると、 買ってあげた方がいいではないかという

気持ちにもなり、悩んでいます。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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私の意見として申し上げますが。。。

スマートフォンは必要ないですね。

とはいえ、いらない、必要がない、それで終わらすんじゃなくて、

これも家庭それぞれの考え方なのですが、

「中学生になったらスマートフォンを持たせてあげる」とか

何かしら決めて、そういう決め事をすればこの娘さんも友だちに言えますよね。

「うちは中学校1年生からなんだ」とか、堂々と言えばいいんじゃないでしょうか。

スマートフォンがいるか、いらないか、と言ったら、

まだいらないですよね、その必要性を考えれば。

今小学5年生ですよね。 親と連絡を取り合うだとか何かしらの必要性があるのなら

そしたらその必要性に応じて、その必要性を満たすものであればいいと思います。

ただ、「友達が持ってる、だから私もスマホほしい」

「持っていないのは私だけ」というのは、

これは、「おもちゃ」を持っている持っていないという発想と同じです。

スマートフォンは「おもちゃ」じゃないです。

スマートフォンは、連絡を取り合うなどの、何かしらの手段です。

連絡を取り合うのにどうしても必要でれば、その手段として持つのはいいでしょう。

ただ、「みんなが持ってるから私も」というおもちゃ感覚では

必要ありません。

とはいえ、友達関係もあると思います。 ですからその場合は、

「私の家は中学校になってから」とか、「中学2年生からなんだ」とか、

友達に対して、「うちはこうだ」っていうことが

はっきり言えるようなメッセージを親が出してあげましょう。

そうすれば、お子さんも そういえばいいのかという風になります。

ただただ「ダメ!」では 娘さんとしても、

「そんなこと言われても友だちにどう言ったらいいの」

みたいになってしまいますから...。

「うちはこういう理由で こういう状況になったらこうね」という話は重要です。

例えば、部活や塾が遅くなるからそういうようなときは必要になるから、

そういう時になったらスマートフォンね...って、

友達に堂々と言えるような理由も明確に伝えてあげるべきです。

スマートフォンの話は、いろんな人のいろんな考え方があるので

正解って無いんですね。

だから、そういった悩み、問題をかかえた当事者たちは、

みなさん気持ちが揺れるんですね。 

正解を探そうと思っも、正解がないので、 そんな場合は、

「自分のとこはこれが正解なんだ」と割り切って決める、これが重要なんです。

例えば、 このスマートフォンを仮に娘さんに持たしたとします。

すると、夜中にずっとベッドのところに持ち込んで、夜通しスマートフォンで

何かやってるって...そういうことになると親も、

いいやいやさすがにそれは...と、多分なりますよね。

そこで、9時や10時になったらスマートフォンはリビングに置いて

それから寝室に行ってください...など、家庭内ルールができたとします。

するとさらに 「友だちはベッドまで持ち込めてるのに、

私だけ持ち込めていない」、 「友だちは制限がかかっていないのに、

私だけかかっている」... 終わりがないですよね。

ですから、どこかで最初から、 「うちはこうだ」という言い切り、

割り切りが重要です。

腹をくくること、腹をくくった迫力で、

親はそれを子どもに伝えることが大切です。

ただし、そこには、「あなたへの愛情があってそうするのよ」ということも

しっかりと伝えてください。

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