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9月2日 兄弟の学力差




今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム 中2と小5の2人の子の親  さん からのご相談でした・・・

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二人は仲のいいきょうだいですが、学力に差があります。

上の子の方が成績が良く、下の子がそのことにコンプレックスを持ち始めています。

このような場合、親としてどのような育て方をすればよいでしょうか。

アドバイスをお願いします

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安藤先生からのアドバイスです♪

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これはよくあることですよね。

兄弟比べて勉強が得意なこと得意じゃない子がいるというのは。

大事なことは、もし、勉強が得意じゃない子が、

「だから自分はダメなんだ」「だから自分は能力が低い」とか、

勉強のことだけ一つとって「自分はダメ」という風に、

自分のことに自信を失って、そしてそのことで他の事をいろんなことにも

自信を失ってしまうということにならないように、

思い込みにとらわれないようにすることがとにかく大事です。

成績が兄に比べて良くないので、だからコンプレックスを持ってるのか、

またはコンプレックスを持ってるからどんどん悪くなるのか...。

下の子は別にそんなに上のことさは本当はないのかもしれませんが

ちょっとしたことで比較してそのことを大きく思いすぎて

自分はダメなんだという風に思いすぎて、

結果としてちょっとずつ差が出てきてる可能性もあります。

本当は実はそんなに差がない場合もあるわけですよね。

だから下の子が別に上の子と同じペースじゃなくて

その子のできるところから 褒めて伸ばせば

上の子と同じようになってくるケースもあるあるわけですよね。

あんまり「上ができて下ができない」という風に思いすぎて

本人も思いすぎて周りもそういう風に決めつけすぎててしまうと

本来そんなに差もなかったのに本当に差がどんどん広がるわけです。

下の子に合ったペースで、下の子に合ったところから褒めてのばせば、

この差というのもさほどなくなるということもあります。

現実に下がったとしても、人はそれぞれ良いところというのがあるわけですから、

こういうところがどんどんいいんだから、そこに伸ばせばいいじゃない?

というふうなそういう育て方をしてくといいと思います。

まだまだこの段階で下の子が勉強が苦手だから

「あなたは勉強苦手だけどこっちが得意だからそっちでがんばんなさい」とか

そういった決めつけはあまり良くないです。

当然兄の方が歳が上なだけにできること多いわけですから

そこと比べて自分は知らないことが多いとか、

年齢差から言えば比べなくても良い所を比べすぎて

勝手にコンプレックスを抱いている場合もあるので、

下の子に合ったペースで褒めて伸ばして、ゆっくりと育てていけばいいと思います。

とにかく自信を持って生きていけることが大事だと思いますね。

誰がどういう風に比較しようと、自分のいいところはここだっていう

自分の中の軸足が しっかりとしてれば、

自分はこういうところが持ち味なんだ、強みなんだと、

家庭の中で親に認められることは大事です。

「そこを親に喜んでもらえてる」ということが、

その子のずっと一生続く自信になるので、

勉強だけで子供を判断するわけではなく、

親の方は、その子の性格的な特徴とか優しさのようなこととか、

色んな所でその子の良い所っていうのを見つけて伸ばす、褒める・・・

それが土台になると、社会に出て、どう比べられても、

自分の中には「親としっかり結びついた」「親にしっかり褒めてもらえた」

...こういうところが自分にはあるから大丈夫!という

自己肯定感と言うか自信につながるわけですからね。

本当に勉強だけに捕らわれて欲しくないですよね。

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