今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム MIDORI さん からのご相談でした・・・
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息子は高校受験を控えていますが、国語が苦手で、
実力テストでは特に点が出ません。
本人いわく、「日本語なんだから何とかなるはず」とたかをくくり、
あまり受験勉強はしていないようです。といいますか、
漢字や文法は暗記で対応できても、
文章問題はどのような勉強をすればいいのか分かっていないようです。
実は私も学生時代悩んだことなのですが、「とにかく問題集をやってみれば?」と
言っています・・・。
「それがそのままテストに出るわけないし、意味ないやん」と言います。
「そのままでない」のはわかりますが、意味ないわけないですよね。
国語の勉強方法を教えていただけますか?どうぞよろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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文章問題は結構 細かいところにこだわらないとダメなんですよね。
例えば 「なぜそういう風に 筆者は思うのでしょうか。 何々に触れて
25文字以内で書きなさい」などこういう問題が多いですよね。
そうすると当然 「何故?」って聞かれたら「○○○○だから」って答えるのが
一つの形として大事です。
例えば「何々はどういう様子のことを表していますか?」と問われたら
当然 答えは「○○○○な様子」などとこたえます。
聞かれたように答えることが大事です。
それができてない人っていうのはたくさんいます.
そういうことを聞いてないのに違う 語尾 で答える.
その前に行った 誰 さんの言葉に触れて とか,
そういうような質問があるにも関わらず,そこに触れてないとか
一緒に細かいとこを見ていくことによって、実は文章問題は
正しい 回答として 点が重ねられていくんですよ。
そういうところにこだわるということが実は大事なんです。
その細かいところにこだわらないと、正しい回答を見ても
「ほぼ同じやからこれでいいんじゃないの 」とか
「自分はこれで 三角になってるけどどうして」とか
いう風に捉えていくと それは当然 点数はあまり伸びていかないですよね。
ですので だいたいあっていたとしても、細かいところにこだわるのは実は大事です。
だからこそ自分の出来上がった回答と、本当の正しい回答と見比べても
それをざっくりとしか解釈しないから、結局 ざっくり見てると
何が良くて何が良くないかがずっとわからないんです。
だから次もざっくり回答になる。
ざっくりバツだけどその原因もちゃんと見てないからよくわからない。
だからもうずっと そんなもんでいいんじゃないの となってしまう。
だからお母さんが言われるように「とにかく問題集 やってみれば 」
っていうのがありましたけど、正しい答えと自分の答えの見比べ方を
しっかりと学ばないと、
なぜ正しい答えと自分の答えは 減点されるのか、
ここを見破らないと、正しい回答と自分の回答の見比べ 、
どこがどう違うから 減点、どこがどうだから加点
これを正しく知ることが大事なんです。
そこは確かに 塾の先生は学校の先生に指導してもらうのがいいでしょう。
そして、国語は、努力とは違う科目、これはセンスなんだって
最終的にそう 落ち着いてしまってしょうがないとか
努力が報われる 科目ではないと思ってしまう。
だからなんとなくでいいんじゃないの、日本語だからなんとかなるんじゃないの、
と、そういうふうになりがちな科目です。
だけどそれでもあえてしっかり 目標点数を決めて、
どこがどう違って減点されたのか っていうのを突き詰めていけば、
確認していけば、ちゃんと点数は 上がってくるはずです。
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