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9月30日 「叱ること」そのものができない私




今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム  まる さん からの

ご相談でした・・・

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まだ9か月の息子がいます。

私が悩んでいる事は「叱れない」ことです。

「上手に叱れない」のではなく、「叱る事」それ自体ができないのです。

私は、小さいころからとても臆病な子で、周りの男の子が喧嘩をしているのを見たりすると

とても怖くて、その場から離れてしまうような子でした。

親にも素直に従い、人と争う事からもずっと逃げて、

怒られないように、 叱られないように・・・そればかり気にしていた幼少期でした。

こんな私がちゃんと息子を育てられるのか?時々不安になります。

そもそも「叱る」ができない私がどうしたら「叱れる」ようになれるのか、

初めての子育て。まだ子供は小さいですが、それをお聞きしたいと思って

ご相談させて頂きました。よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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何の心配もないと思いますよ。

不安にはなるかもしれませんが、そんなに不安にならずに大丈夫だと思います。

逆に、「叱ることができない」ということよりも 、

不安でいる子育ての方があまりよろしくないかもしれません。

叱れないとか、そういうことにあんまり注目しすぎないで子育てをしていただければ

いいんじゃないでしょうか。

子育てというのはベースは叱ることではないですからね。

子育てのベースはやっぱり「愛情」。 愛を注ぐことです。

それがしっかりしてれば、その気持ちは子供にも伝わります。

もしも、一般的に言う叱らないといけない場面があった時には、

別に大声でしからなくても、 「言って聞かせる」とか 「やってみせる」とか

そのような方法もあります。

今世の中では、バチっと叱ることがいいようにも言われてたり、

もっと言うと、大声で怒鳴ることがいいと言われる場面があったり

色々ありますけれども、

結論は、その子がきちんとなればいいわけですから。

「叱る」とは、その行動を正すことなので、

叱るという手段にこだわらず、怒れないとか叱れないとかっていう手段にとらわれず、

他の方法でもその子のことを正すことはできると思います。

まるさんのように、優しい気持ちのお母さんでしたら、

お子さんにもそのままの気持ちでゆっくりと穏やかに伝えていけば、

それが一つの子育てのスタイルとして、堂々と自信を持って行っていていただければ

いいんじゃないかなと思います。

子育てのパターンはひとつではありませんから、自分のパターンで

自分なりの接し方で、ただ愛情はしっかり持っている...

そのことに自信があれば、何の心配もいりません。

子育てにはいろんなパターンがあります。

子育てに限らず、自分の前にいる人、周りの人は、自分の思うようにしたい

動かしたいと思った時に、大声を出すことによってコントロールしようとしたり 、

怒ることによってコントロールしたり、

叱る事によって...とか

全てコントロールじゃないんですけれども、

でもこうであってほしいっていうことを伝える方法として、

人それぞれのパターンがありますよね。

でも本当に相手に伝わる方法は何なのか、これが一番重要なことです。

叱って脅かして強くさせて 怖がらせて脅かして、

だから言うこと聞かせたとしても、 それが良かったのかと言うと...いかがでしょう。

叱る人がいなくなったら、別にその子はまた違う行動を結局起こしますよね。

ちゃんと相手に本当の意味が伝わるかどうかが重要なのです。

本当にその人の心に刺さるような、納得させられるようなやり方で伝えるのです。

一番重要なことは、お母さんが自信を持って子育てをするこのことなのです。

叱る叱れないっていうことよりも もっと重要なこと、それは、

たくさん笑顔を出して 笑うってことです。

息子さんの前でいっぱい笑っていっぱい顔を出して いっぱい抱きしめてあげることです。

そうすると、もしこの先息子さんを叱らなくてはいけないような行動を取った時、

お母さんの笑顔が消えたり悲しそうな顔したら、

叱らずとも息子さんは

「あんなに優しくて顔が明るい笑ってくれたお母さんが

悲しそうな顔をしている。やめよう」と、

それだけでも伝わります。

息子さんがきちんとこれから先、良いこと良くないことの区別もつきながら

育ってくれたらと思うのなら、

たくさん笑い、たくさん愛すること。

そういうことがきちんといっぱい沢山できていれば、

その笑顔が亡くなった時に息子さんは自然と自分を振り返ります。

それも十分な子育て、十分なメッセージになると思います。

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