今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム 匿名希望でお願いします さん からの
ご相談でした・・・
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5歳の娘、3歳の息子がいます。
いつも娘に「お姉ちゃんなんだから弟に優しくしなさい」
「お姉ちゃんなんだから我慢して」「譲ってあげて」など 言い続けていました。
娘は「弟ばっかりずるい!」と言いながらも従ってくれていました。
問題は3歳の息子のほうです。
ある時、息子が、子育てサークルで他の男の子とおもちゃを取り合って負けた時
「あの子僕より大きいのに、おもちゃを貸して くれない。
ママ、あの子を叱って!」と言いました。
その時私は、 息子を甘えさせ過ぎたかもしれない、
「譲ってもらうのが当たり前」と 認識してしまっているのではと思い、
何も言えなくなりました。
それからも息子の言葉を気を付けて聞いてみると、
何でも自分優先にしようと するのがわかります。
これでいいのかと心配です。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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まず・・・
お姉ちゃんなんだから弟に優しくしなさい
...もちろん弟に優しくするということ自体はメッセージとした間違ってないですね。
しかし お姉ちゃんなんだからっていうよりも
兄弟なんだからお互いに優しく試合なさい
っていう平等なメッセージのほうがいいでしょうね。
さて・・・3歳の息子さんの言葉...
「あの子僕より大きいのにおもちゃを貸してくれない、ママあの子を叱って」
この言葉から読み取れるのは、自分の言いたいことを
ママにかわりに言ってもらうっていうことですよね。
こういった場面においては、言葉を変えていけばいいです。
例えば、お姉ちゃんとの関係でも言えますが、
息子さんがおもちゃを貸してほしいのなら、
「お姉ちゃんに貸してって言いなさい」と言いましょう。
でも姉ちゃんがもし「貸さない」としたならば、
お姉ちゃんに、「じゃあいつになったら貸してあげるのかを
弟の方にきちんと伝えてあげて」と伝えます。
そうようなメッセージに変えていくべきです
この子が貸してと言ったらとにかく我慢してすぐに貸してあげなさい...
これおかしいですよね。
まずは息子さんの方に、貸して欲しいならお姉ちゃんに貸してって、
自分で貸してとお願いしようね、と。
そして、お願いされたお姉ちゃんの方には
今は待ってもうちょっとしたら貸すねとか、
じゃあ一緒に遊ぼうかとか、ちゃんと弟に納得できるような返答してあげてとか
そんなにメッセージを変えていきながら そ
れが公平平等、
娘さんも息子さんも成長させていくことになるかと思います。
お母さんが、これでいいのかと心配ですとありましたけども
息子さんのこの言葉で、今お母さんの方も気づかせてもらったと思いましょう。
気づくタイミングとしてはちょうど今が良かったんじゃないかなと思います。
最初から完璧な子育てっていうのはありません。
何か気づくたびに改善して調整してけばそれで良い話です。
改善もせず調整もせずでいくと、今はお子さんが小さいですから
そこまで問題化しないですけど
9歳11歳と自我が芽生えてくると、より強烈に
それまでのその関わり合いが、形となって、
問題は問題として表面化してきたりもしがちです。
今気づいて、調整をして言うことができれば
それはプラスに捉えればいいんじゃないでしょうか。
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