今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、匿名希望 さん からのご相談でした・・・
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この春小学校に入学する息子がいます。
息子が幼稚園のとき、ある男児から 度々パンチされたりしているようで
先生も気にかけてくれていました。
が、おじいちゃん(義父)がその話を聞くといつも
「やられたらやりかえせ」というのです。
そのとき息子は、困った顔をして 私を見ます。
その言い方がきついかんじがして、私もあまり好きではありません。
そんなとき、どうすればいいでしょうか。
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安藤先生からのアドバイスです・・・
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やり返し方は色々あるので
例えば、
「殴られたら殴り返す」っていうやり返し方も
一つあるのかもしれませんが
いろんなやり方があるので、それは性格によりけりなんですよね。
しかし、お子さんが困った顔をするとなれば、
義理のお父さん義理のお母さんに対しては、やっぱりパートナーの協力ですよね。
お父さんが、義父に、奥さんと息子さんがちょっと困ってるということを
理解してもらって、義理のお父さんに理解いただくように話してもらいましょう。
お子さんの件ですが、
パンチされたとき、嫌だということを伝えることが大事なので、
パンチされたらパンチでやり返すことが正解というわけではないですよね。
一番大事なことは
嫌だっていう気持ちをどういう風に相手に伝えるかってことだと思います。
この「嫌だ」っていう気持ちを伝えずにいると
されて当たり前のようなマインドが変に育つだけなので
されて当たり前というマインドにならないように
嫌なら嫌だっていう気持ちを相手に伝えることが大事です。
その子の性格に合った伝え方っていうのがあると思います。
今回は、たまたまおじいちゃんが「やり返す」ということを言っていますが
それがあってる性格の子もいるでしょうし、
「やり返す」じゃなくて「言い返す」という伝え方が
合ってる性格の子もいるでしょう。
優しい性格の子は、
「やり返せ」と言われても、すごくそれがストレスだったりもしますよね。
殴れない自分が、駄目ってことになって、
幼稚園でも殴られて、家でもそんなお前はダメだと言われて、
行き場がなくなりますよね。
一番の大切なことは、パンチをされて腹が立ったからパンチ押し返す
というのがゴールじゃないですからね。
ゴールはそういうことされないような毎日を過ごす、これがゴールです。
殴り返すことはゴールではないです。
おじいちゃんが言う言葉が負担にならないように、
まわりの大人がフォローしてあげましょう。
この春小学校に入学するということですが、
入学したお子さんには、
「どうやった?大丈夫やった?いやなことなかった?」とか
マイナスの質問はしないように。
そう聞かれると、学校で、大丈夫じゃないこと、嫌なことをさがしてしまいます。
親の質問の仕方で、こともをどうやって仕向けてくかが決まります。
プラスの発見になる明るい質問で、迎えてあげましょう。
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