今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ラジオネーム T T さん からの
ご相談でした・・・
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中学3年生の息子(一人っ子です)は、ここ数年、私(母親)の言葉に
全く耳を貸さなくなりました。
朝ご飯も食べず、「行ってきます」「ただいま」も 言いわず、
私から「おかえり」と言っても無視。
学校の様子はしゃべりませんし、成績表も見せない。
今まで私も仕事で ほったらかしにしていて、その割に
勉強のことをうるさく言うので 気に入らないのかもしれません。
顔を合わすのもとことんイヤなようです。
中学生の男の子だとこれが普通なんでしょうか?
担任の先生に電話してみましたら 「友達もいるし学校では明るい。
挨拶もちゃんとする。授業もまじめで、 宿題も提出している
。多感な時期なので、少しそっとしてあげてみたら どうでしょう?」と
言われました。
夫は「中学生の男の子ってこんなもんだろう」というのですが、
いつも一緒にいるのは私ですし、私に原因があるのかも しれません。
アドバイスをお願いします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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これは、息子さんの問題というより、お母さんと息子さんの人間関係の問題ですね。
親子なのに 親子なのに人間関係なんて言うと
なんか他人行儀な感じがするかもしれませんが
でもやっぱりもう思春期ある程度自立した子供と関係は、
これはこれで人間関係です。
小さい頃は、ご飯を作るとか身の回りの世話をすることで、
子供はお母さんの言うことも聞いたり、
お母さんもそのことで言うことを聞かせたりできました。
これはこれでこのころの人間関係です。
でも中学3年生になった息子さんとの人間関係が、
小さい頃の人間関係とそのまま当てはまるかと言うとそそうじゃないです。
今の思春期の息子さんに合わせた人間関係って言うのを
作ってかないといけないわけです。
コントロールできないからといって、夕飯はわざと支度しないとか、
これは報復みたいな話なので、そういうことをしても
なかなか人間関係が修復する理由じゃないですね。
なので、一つは、 「コントロールする」という人間関係は一度リセットして、
「お母さんは支えることしかできないんだ」と思ってください。
息子さん本人は、失敗しながらでも成長するんだと。
一度、本当はお母さんと息子さんが話をすることも大事ですね。
旦那さんが間に入って お互いが感情的にならないように
コントロールしながら。
例えば、その話し合いの中で、息子さんが、
「お母さんのこういうところが嫌なんだ」と言う 。
お母さんは「あ、そういうことなのね」と。
「あなたが小さい頃のままに、私も心配のままに全てのことを
口に出していたけど、これからは気を付けるわ」と。
「わかった。でもお母さんも心配してるんだから、
成績表だけは見せてちょうだい。お母さんも心配してるんだから
将来のことは考えてね」とか、そういったことを話し合いましょう。
お互いの着地点をしっかりと作る意味で、
母さんと息子さんが話しするのです。
よく世の中の様々なお母さんが「男の子はよくわからない」といいます。
同性の娘はわかるけど息子はよくわからないみたいな...
でも、男女じゃないんですが、傾向としては、
やっぱり息子さんっていうのは、いつかどこかで
お母さんのとこから飛び立ちたいんです。
しかし、飛び立っていきたいと思いながらも、
どこかやっぱり軸足はお母さんのところに戻ってくるんです。
だからお母さんは、「飛び立っていきたいんだろうな、
でもやっぱり戻ってくるだろうな」・・・それぐらいの余裕が必要なんですね。
片足は飛び立とうとしてるわけです。
でも両足はなかなか飛び立ったりはしないので、
男子が飛び立とうとするときは片足ぐらいは飛び立とうとさせてあげて
舞い上がって戻ってくるんですから、
それぐらいの余裕でもって余裕で見てあげた方が
ひょっとするといいのかなと思いますね。
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