今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ゆうくんママからのご相談・・・
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現在、幼稚園の年中です。小学校は公立に入れますが、
将来中学は私立受験させたいと考えています。
今は自宅で市販のドリルなどをさせて勉強の習慣付けをしています。
小学校中学年になったら 進学塾には行かせるつもりですが、遅いでしょうか。
また、 余裕のある今だからこそ、しておいたほうがいいこと(勉強、その他)おススメってありますか?
安藤先生のおこたえは・・・???
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これは私の考えですが・・・
まずは、中学年になったら中学受験の進学塾に行かせるのは
遅くないと思います。
足腰を鍛える時期には足腰を鍛えた方がいい。
中学受験の進学塾は足腰というよりも、もっとスキルを学ぶ方に重点があります。
時間に余裕のある今だからこそ、しておいた方がいいことは?
まず、小学校4年生までは親に褒められたいから頑張るものなんだということを
覚えておいてもらいたいです。
10歳まではとにかく親に褒めてもらえるから頑張る、
そういう子供の心理です。
したがって重要なことは、横でお母さんがニコニコして褒めてあげること。
これがあれば足腰は育ちます。
小学校5年生以上になると、褒められたいから頑張っているという子供が
それから徐々に将来のために頑張るという気持ちが湧いてきます。
小学受験の進学塾に入れるのはその頃です。
小学4年生ぐらいまでに時期には何をすればいいか
まず一つは、「お片付け」です。
論理的に考える力とか思考力論理的思考力が、実は身に付きます。
家族旅行に行くときの計画づくりを一緒に行ったり、
地図を一緒に見て「ここに入ったねあそこにいたね」って
地図を見て喋ったり ・・・そういう、日々の生活の中でできる習慣、
前向きな取り組みですね。
あと、字をきれいに書くこと。
だいたい合格する子に共通してることは、ほぼ全員、文字はきれいに書いてます。
きれいに書けないということは、イージーミスが出るということなので
受験にはあまりよろしくないですね。
文字をきれいに書くというのは、小さい頃からの習慣なので
小学校5年6年になってから急に字をきれいに書くと難しいんですね。
最初の頃の習慣です。
家の中での簡単なミニルール、こういうルールを作って、それが負担にならないように
上手に仕向けて、「やるべきことはやる。時間を守る」そういうことができる穏やかな家庭を作る・・・
これは塾とは関係のない部分ですが、これがしっかりできていれば、十歳超えて塾に行って
それから中学受験も充分間に合います。足腰ができていれば小学校5年生からでも全然間に合います。
いちばん重要なのは、お母さんの信念ですね。
信念に根付いた、粘り強い取り組みです。
子供を愛するその愛の気持ちっていうのは、本当に深いものがあると思いますから
それをその信念や粘り強い日々の習慣への力に変えて、頑張ってもらいたいと思います。
一方で言えること、一番の敵は「不安」です。
例えば、違うご家庭のお母さんが「もう早くからやってるよ」「早くからやらないとまずいよ」
「早く行った方がいいよ」・・・このようなことを聞けば聞くほど、
お母さんの信念が揺らぎますね。
不安が増していって、そして日々の取り組みがおろそかになって
人の声ばかり聞いて行動しすぎてしまいますよね。
そうすると子供の心も揺らぎます。そして子供も不安なまま、結果として受験を迎えます。
その受験も、不安な気持ちで向かってるから本当に苦しい受験になりますね。
そうすると、これから先、子供は何のハードルを向き合う時も、何のハードルを越える時でも
不安がやってきます。
それを打ち消すだけの信念、これを子供への深い深い愛を信念に変えて、
粘り強く日々の習慣に取り組む
・・・それが僕は一番大事なんじゃないかなって思います。
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