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5月10日 高校に行かなくなった長男が心配




今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

さて、今週は、・・・

"安藤先生の「欠けた心の磨き方」を読んで、自分を変えなくちゃいけないと

思いはじめました"というメッセージいただきましたラジオネーム あーちゃんから。

ご相談が長文でしたので、ここでは要約してご紹介・・・

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こんにちは。いつもラジオ拝聴しています。

高校2年生の長男のことでご相談です。困り果て心が疲れています。

高校でも陸上競技を続けたかったので頑張ってスポーツの強い公立高校へ

進学しましたが、

先生と合わなかったらしく1年生の夏休みから部活へ行かず、夏休み明けから

学校にもほとんど行かなくなりました。追試を受け何とか進級できましたが、

夜遊びやタバコ、バイク等に走り、昼夜逆転の生活で夕方まで寝ています。

週末は友達の家に行ったまま23日帰ってきません。ボートレースへ行ったり、

お酒飲んだりして、「何が悪い」という考えのようです。

バイトの行き帰りや休憩など車で送り迎えしてと理不尽なことを言い、

自分の思い通りにならないと物に八つ当たり。「ババア死ね」との暴言もあり、

思春期とはいえ私の心が疲れています。

長男は高校生に上がる頃に1型糖尿病が見つかりましたが、本人の自覚が無く

投薬治療もままならず。薬のこと以外は口うるさく言っていないつもりです。

色々本人に不満はあると思いますが、人として最低限の事はやって欲しいと

切に願っています。が、どうしていいか困っています。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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大変辛い辛い状況だと思います。

日々 本当にこの状況の中で大変な心持ちなんだろうな っていうことを

本当にご推察申し上げます。


しかし、状況というのを、一つは、

表面的なところで、この子は悪いことをしているとか

またはこの子は悪い子なんだっていう風に思うのではなくて、

本人にはそうする理由があるって思うんですよね。

だから

本人がダメな子だ、やってることは悪いことだとか、

その表面的なところでそう結論付けずに、

そうせざるを得ない というか、本人には、そうする理由があるんですね 。

そこの理解者になるということが実は大切なところなんだと思います。

まずは、そこの理由の理解者になっていくというスタンスを周りが取ることです。


本人としては、自分なんてもうどうでもいいやって思ってしまったのか

まあいろんなこと 何があったか、もう自分なんて、もうどうせこうだからとか、

どうでもいいなんていう風に思いつつも、

でも 果たして本当にこのままでいいのかな とも思っていたりして、

でもなんか、もうみんなもいるからそれでいいんだ みたいな。

みんなと一緒であれば怖くないかのようになっちゃってるのか分かりませんが、

本人も 八つ当たりをして不機嫌であるということは

これでいい と心の底から思ってるわけではないと思うんですよね。

「変えたい。変わりたい。でも変えれない」というところがあると思います。

ただ 周りが「変えなさい」って言ったら変わるのか って言うと

また そうじゃないと思います。


「あなたのしていることは悪いことです。だから変わりなさい 変えなさい」

っていうのは、それはなかなか変わらないと思います。

理由は「あなたのやっていることは悪いことです だから変わりなさい」

というメッセージでは、悪いことだと分かっていても

それをやってしまう理由がある、そうする理由があるわけなのにもかかわらず、

その理由には全く触れずに、パッと 表面で、

悪いことだからやめなっていうことはなかなか変わりにくいということです。

変わるのは、本人自身が「このままじゃまずいな。自分から変わろう」と

思う時であったり、こういうことを「うーん」と思いながらでも

している自分に対して、周りの温かな愛情に触れた時に、

それによって 「あーもう こういうことしてて申し訳ないな」と思ったり、

「まあこのままじゃダメだな」って本当に思ったりっていう風に

心が持ってかれた時に、初めて 少しずつ変わり始めるわけですから、

心が動くように持ってくしかないんですよね。

「あなたは価値があるんだ」っていうことを思わせていくことです。

自分なんてとかもうどうでもいいとかそうじゃなくって、

「本当に本当にあなたのことを愛してるし、あなたには価値があるんだ」

っていうことを感じてもらえるように、思わせていくように、

どういうふうに暴言を吐かれても どういうふうにされても、

「でも あなたには本当に価値があるんだ」 という信念をぶらすことなく

接していく、まずそのことなんじゃないかと思います。


間違えちゃいけないところは、

「かつて スポーツをすごく頑張ってたじゃないか」とか、

「頑張り屋のあなたがいるじゃないか」とか、それとは違うんですね。

それだと、「前はすごく良かったのに今は良くないじゃない。

だから前が本当のあなたで 今は本当のあなたじゃない」、これではダメなんですね。

だって全部本当の本人なんですから。

どちらか まるで どちらか バツ みたいな言い方だとちょっと違うんですよね。

全て超えたところで、「あなたは本当に愛おしい存在そのものだし、

あなたの命は本当に大切なものだし、存在そのものは大切なものだ」っていう

メッセージ、信念、それを親がしっかりと持つ、まず できることはそこでしょう。

それをやると状況が変わるか変わらないかじゃなくて、

その信念はただ 持ち続ける。 その1点に集中することでしょうね。

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