今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
さて、今週は、てっちゃん からの
ご相談でした・・・
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8歳と5歳の子供がいます。
下の子が友達とうちで「お店やさんごっこ」をしているとき、
「カードで」とか「○○ペイで」と言っているのを聞き、
面白いなぁと思うのと同時に、ちょっと複雑に感じました。
キャッシュレス化で、子どもたちは「お金の価値」がわかりにくくなっていると
思います。私も普段は電子マネーなどを使うことが多いですが、
子どもと一緒にいるときは(面倒ですけど)現金で買い物することもあります。
日ごろから、お金の価値を伝えたいために
「お父さんとお母さんは働いてお金をもらっているんだよ」という話を
していますが、先日、長男にお手伝いをお願いしたとき
「手伝ったらいくらくれる?」と言われてしまいました。(ちょっとショック)
将来、子どもがお金のトラブルに巻き込まれないためにも、親として、
いつからどんなふうに、きちんとお金の価値を教えればいいのか
アドバイスいただきたいです。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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8歳と5歳のお子さんというのは、何より一番強いのは親の影響です。
世の中の影響を受けるよりも、 親の影響や
毎日の環境の影響を受ける方が大きい 年齢です。
10歳 11歳ぐらいになってくると親がどう言おうが
世間とか世の中の影響を受けることが多いんですけれども
(子供が社会的な活動、世の中の活動に対して目が向くってことなんですけれども)
今の世の中の風潮がこうであったりとか、いろいろあるかもしれませんけれども 、
この時期はそれにまさるぐらいの、親の言葉であったり、
毎日の生活の中で お子さんとする会話であったり、
そこをしっかりすれば 大丈夫なんじゃないかなという風に思います。
面白いと思うと同時に複雑に感じました・・・とありますが
でもそこまで深刻に考えることもなく、お店屋さんごっこの中でも
現金だけでやり取りするお店というのも一方でやればいいわけで、
カード やペイじゃなくて現金だけです~ とかいうお店屋さんごっこを
親御さんと一緒にやったり、そういうのも 一つだと思います。
8歳の上のお子さんの「手伝ったらいくらくれる?」については
「助けてあげたいからやるっていう気持ちが欲しいな」 とか
気持ちを伝えればいいと思うんですね。
8歳の子ならしっかりと気持ちを伝えたら分かってくれると思うので、
お金をあげないとかじゃなくって、「お手伝い」っていうのは
誰かが助かればいいな っていう思いでするものだから
そういう気持ちでやってほしい・・・そういう気持ちを伝えるってことで
大丈夫じゃないかなと思います。
今回のお母さん、非常にいいところに気がつかれてるなと思いますね。
というのは最近やっぱり子供たちが働くっていうことの意味とか、
働くっていうことの価値とか、お金を稼ぐということはどういうことなのかとか、
役に立って、人を喜ばすことができることでとか、様々な 働くことの価値、
働くことの意味、そういったものを語る機会、子供たちが 聞く機会っていうのが
随分少なくなってしまってるような気がしますね。
したがってなんかこう、仕事でも「面白くないからやめて次に行く」とか
例えば、かつて面白くないことでも面白くなるように一生懸命やっていたら
だんだんやってたことが 面白くなってくる・・・とか、
そういった 粘り強い気持ちで目の前のことにしっかりと気持ちを込めて
当たっていれば面白くなってくるとか、そのことで誰かを笑顔にできるとか、
そういった 目に見えない価値を伝えていくというところですね。
こういうのは ご家族の中でいろんな機会でやっていくことは大切ですね。
そのことで子供たちはだんだん 実感が湧いてきますね。
人の役に立つこと、お金を稼ぐということ、お金とは何か、
学びが深まりますね 。
そういったことは、できれば家族の中でいろんな会話をすることが大切でもあるし、
10歳 11歳ぐらいまでは、特に家族の中の会話が、
本人に一番の影響を及ぼす と思いますから、ちょうど今いい時期じゃないですかね。
世の中の影響は色々あろうかと思いますけれども
何より家族の中でそういう会話を重ねることが大切だと思いますね。
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