みなさんこんばんは!ADのありさです^^*
5月に入りました!G.W.もスタートし、お出かけの予定を立てている方もいらっしゃるのでは?
しかし今日はカレンダーでは平日・・・お仕事をされている方、お疲れさまです!
5月最初のEVENING COASTERは富田アナに代わって、代田アナがお届けしました!
ではでは、今日の放送を振り返っていきましょう♪
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月曜コーナー 『 Focus on JAPAN 』
毎週、気になる「政治」「社会情勢」の話題をピックアップ。
分かりやすく解説しているこのコーナー。
三重大学人文学部の先生方に週替わりで担当して頂きます。
今日の担当は、『経済学』がご専門で、三重大学人文学部 准教授の深井 英喜先生。
今日はお電話でお話を伺いました。
明日は憲法記念日。
近年、憲法をめぐっては議論が活発になっています。
しかし、最近の議論の動向を見ていると民主主義の根幹を掘り崩しかねない風潮が目立っていることに深井先生は強い危惧の念を感じていらっしゃいます。
先生が、お仕事にされている「社会科学」という学問分野に強い関心を持ったのは、学生時代ナチス・ドイツという全体主義体制はどうして誕生したのだろうという疑問を持ったことが始まりなんだそうです。
ナチス・ドイツの全体主義というと、ヒトラーという特異な人物によって形成された狂気の政治という印象があります。
しかし、あの政治体制はワイマール憲法という当時最も民主主義的と言われた憲法のもとで誕生した政治体制です。
ナチス全体主義は次第にその根幹が掘り崩されていった民主主義の下で誕生しました。
つまり、ナチス・ドイツとは当時のドイツ国民が選択した結果なんだそうです。
戦後、ドイツの取り組みを見ていると、このことへの反省が非常に強く見られるそうです。
例えば、ベストセラー小説で映画化もされた『朗読者』(映画『愛を読む人』)、戦後生まれの主人公と戦前の選択を一市民として担った親世代との葛藤がひとつのモチーフとして描かれています。
全体主義は民主主義の下で生まれたという事実を直視することは、あの混沌と混乱を生み出したのは私たち市民一人一人の選択であるという事実と向き合うことになるため、非常につらいことだと深井先生。
ナチスに対する抵抗運動を展開した牧師に、マルティン・ニーメラーという方がいました。
この方の談話として次のような話が良く引用されています。
ナチが共産主義者を襲ったとき、自分はやや不安になつた。
けれども結局自分は共産主義者でなかつたので何もしなかつた。
それからナチは社会主義を攻撃した。自分の不安はやや増大した。
けれども自分は依然として社会主義者ではなかつた。そこでやはり何もしなかつた。
それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、というふうに次々と攻撃の手が加わり、
そのたびに自分の不安は増したが、なおも何事も行わなかつた。
さてそれからナチは教会を攻撃した。そうして自分はまさに教会の人間であつた。
そこで自分は何事かをした。しかしそのときにはすでに手遅れであつた。
丸山眞男「現代における人間と政治」
この談話は民主主義が掘り崩されていく過程を非常にうまく端的に表現していると言います。
小さな異論や反論から順に封じ込めていき、そしていつしか批判的な意見が何も言えない状態が生み出されていくのが、民主主義が形骸化していく過程なんだそうです。
そして、この異論・反論の封じ込めでナチスが使ったのが「ドイツ国民の利益(公共の利益)」という言葉です。
ナチスと戦ったイギリスの首相ウィンストン・チャーチルの言葉に「民主主義は最悪の政治形態であろう。ただし、これまで試みられてきたその他すべての政治形態を別にすればだ。」というのがあります。
この言葉の意図は、不完全な人間が運営するのだから民主主義は市民の選択によって誤った選択がなされることもある最悪な政治形態だが、一方で民主主義だからこそ過ちに気付いた時に修正ができるということだと深井先生。
私たちが過ちに気付くためには、そしてまた私たちが自身の考え方が正しいと知るためには、自分にとっての異論や反論と議論を続けることが必要だそうです。
昨今、公共性やそれから派生する中立性という言葉によって意見を表明することを委縮させる雰囲気が強まっているように感じている先生。
ある意見がどのように受け止められるかは、受け取った市民が判断することで、そのためにもさまざまな意見に触れる機会がなくてはならないと言います。この機会を確保することこそが、民主主義の下での公共性だと先生は話されました。
深井先生、ありがとうございました!
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☆★ コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.FUJI ★☆
コスモ石油とJFN全国38局では、2001年からリスナーの皆さんと一緒に全国各地で実施している
「コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン」のシンボルイベントとして、
来たる7月16日・17日、恒例の富士山の清掃活動とエコトレッキングを実施します。
今年もアルピニストの野口健さんが、皆さんと一緒に清掃活動やエコトレッキングに参加します。
NPO法人富士山クラブの協力で現地ガイドの方々の説明を聞きながら、
初日に富士山が不法投棄などによって汚されてしまった現実を清掃活動で体験。
2日目には富士山の原生林をエコトレッキングで体験。
日本人の心のふるさと、富士山の良い面と悪い面の両方を体験して、
自然保護の重要性、環境問題の重要性について考えるプログラムとしました。
野口健さんとともに環境問題について考えてみませんか。
JFN38局のパーソナリティー38名と、全国のリスナーおよそ80名のチームが富士山に一堂に会し、全員で富士山清掃活動とエコ登山を実施し、富士山の環境問題を考える「コスモ アースコンシャス アクト クリーン・キャンペーン in Mt.FUJI」
レディオキューブFM三重からは、清田のぞみアナウンサーが参加します!
いま、このイベントに参加してくれる全国のリスナー総勢80名を募集中!
日程は、7月15日から17日の3日間、2泊3日のスケジュールが確保できる方に限ります。
参加費用はおひとり3万8千円。
なお、応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
詳しいスケジュールや参加費用の内訳、注意事項などは、こちらのページをご覧ください!
応募もこちらからお願いします!
http://www.tfm.co.jp/earth/mtfuji/index.html
みなさんのご参加、お待ちしています!
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今日から3日間お届けするSIROTA COASTER☆
今日のオンエア曲は、洋楽ドライブソング特集!
最初から最後まで洋楽たーっぷりお届けしました!
明日は、J-POP特集、明後日はロック特集予定!
リクエストまだ間に合いますよー!流してほしい曲があれば、ぜひメールを送ってください!
代田アナへの応援メッセージや、みなさんのG.W.後半の予定や思い出話なども聞かせて下さい♪
お待ちしています!
それでは、EVENING COASTERまた明日、夕方17時です!
聞いて下さいね♪