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7月8日 はぴはぴ子育て♪




七夕の願いはなんでしたか?

子ども達の字で、

世界が平和になりますように・・とか

早くコロナがなくなりますように・・

と書いてあると、なんだた胸がキューっとなります。。。

みんなが笑顔の日々でありますように☆

【子育ての輪】・・《よく噛むことからはじまる健康づくり》

三重県歯科医師会 林尚史先生をお迎えしました

今回は、リスナーさんから質問メールにお応えします

R.N. 良い子の味方 (松阪市)さんから

先日、息子の3歳児検診で

「顎が小さいため、歯が重なって生えてきている。大人の歯も

同じようの生えてきちゃいます」と言われちゃいました

子どもの歯並びって、大人はどう気にして、気を付けたらいいですか?

というもの

林先生いかがですか?

 3歳の段階で歯が重なって生えているということは相当顎が小さい

 ということのようですね。

 永久歯は乳歯よりかなり大きいので、子供の歯並びの正常像は

 大人の歯並びのように隣の歯とぴったりとついているのではなく、

 隙間がある状態が正常なんです。隙間がある状態に乳歯より

 大きい永久歯が生えてきてうまく並ぶようにできています。

 つまり、乳歯の段階で重なっていると永久歯になると

 さらに重なりがひどい状態になってしまうことが考えられます

 治療としてはですが、乳歯の大きさや永久歯の大きさは

 もう変わらないので、顎を大きくするしか方法はありません。

 一つは、食べるときにしっかり咬んで顎を刺激することです。

 すぐに飲み込んでしまうのではなく、お茶やお水といった水分で

 流し込んでしまうのではなくしっかりと噛んでから

 飲み込むようにしてください。

 もう一つは、顎を大きくする矯正治療をするなどです。

 まずはしっかり噛むことを心掛けて歯並びに変化があるか

 家族の方が観察してあげてください

良い子の味方さん、参考にしてください☆

 また、子どもたちの体の発育や機能維持増進に関わる「噛む」という動作。

 この噛む事ということは、運動能力や脳の発達を促すことも

 知られており、正しい噛み合わせでよく噛むことは、

 子どもたちの心と体の健康増進に繋がります。

 実際、よく噛む人は年齢に関係なく全身の健康状態が

 優れていることが実証されています。

 よく噛むということ意識しながらの食事を楽しみましょう

他に、歯の生え変わる時期の注意すべきことありますか?

 ・永久歯が生えてこない!

 ・乳歯が抜けない!

 ・永久歯が乳歯の内側に生えてきた!  などなど

 目で見てわかること、気付けることはいつでも相談ください

 また、

 生えたての永久歯はまだ歯の質が弱くむし歯になりやすい歯です。

 6歳臼歯といわれる第一大臼歯を虫歯にしないことが

 生涯歯を守っていくうえですごく大切なんです。

 子どもの時に6歳臼歯を大きな虫歯にしてしまうと、

 大人になってから早くにその歯を失い、

 欠損のドミノが始まってしまいます。

 しっかりと仕上げ磨きをしてあげてください。

永久歯が生えてくると歯並びやかみ合わせも気になります

 では、今回は子どもの歯並びや噛み合わせについてお話です

 歯並びや噛み合わせに大きく関わるものは何だと思いますか??

 それは習慣的な癖です。

 影響を与える子どもの癖の種類と気をつけなければいけない事などをご紹介します

 歯並びは、外側の唇や頬の筋肉と内側の舌の筋肉との圧力の

 バランスによって 正しい位置を保っています。

 舌の動きや位置が正しくない状態にあると口腔機能

 (噛む、飲み込む、話す、呼吸、表情など)が正常に機能せず、

 噛み合わせがずれていき歯並びが悪くなります。

 よくない生活習慣や姿勢があると口腔周囲の筋肉や組織を通じて

 歯に異常な力を伝えることになり、歯並びや噛み合わせに悪い影響を及ぼします。

 習慣になっている癖やよくない生活習慣がないかをチェックしていきましょう。

  まずは、口呼吸

 正しい呼吸の方法は鼻呼吸ですが、口で呼吸している状態が口呼吸です

 外から侵入してきたバイキンを処理する役目があるアデノイド(咽頭扁桃)と

 口蓋扁桃(こうがいへんとう)は、免疫システムがまだ整っていない

 幼児は腫れやすく、口呼吸になりやすいです。

 腫れたアデノイドにより空気の通り道である「気道」が狭くなることで、

 鼻呼吸だけでは苦しくなり、口呼吸をする癖がついてしまいます

 口呼吸が長期にわたると、安静時に口がポカンと開いていることで

 舌が低い位置になり、上あご(口蓋や上顎前歯)へ舌圧がかからなくなり、

 上あご歯列の狭窄や開咬など歯列への影響が見られるようになります

 特に子どもの場合は、骨格にも影響が出やすいため注意が必要です

口呼吸で心配な時は歯科?耳鼻科?

 鼻の機能に異常があり、鼻呼吸ができない状況なら耳鼻科です。

 鼻の機能は正常で、鼻呼吸も出来るけど、口呼吸のほうが楽で癖として

 口呼吸を行っている場合は歯科です。

 最近の研究では、お口ポカンが3分の1ぐらいあるといわれていて

 社会問題になっているのが口呼吸です

 他にも、舌癖(舌のクセ)もあります

 「口をポカーンと開けて舌が出ていたり」

 「飲み込む時に舌を出す」などの動きをすることを舌癖(ぜつへき)と言 います

 舌が下がっている状態を「低位舌」といいます。

 低位舌によって舌で歯をいつも触っている(押している)状態だと

 歯は動かされ、受け口(反対咬合)や上下の前歯がかみ合わない状態(開咬)に

 なっていきます。

 舌は通常、上あごのくぼみ(口蓋=こうがい)にくっついている状態が自然です

 食べものを飲み込むとき、常に舌は口蓋にくっついているものです。

 お子さまの舌の位置が下がっていないか、チェックをしてみてください

指しゃぶりも癖のひとつですか?

 指しゃぶりをしているとき、指をくわえる力によって

 上の前歯は前方に押し出され、下の前歯は舌の方へと押さえつけられます

 指しゃぶりの激しい場合には、かみ合わせや歯並びへの影響は

 永久歯列にまで残ってしまいます

 乳児の間だけ指しゃぶりをしているなら、大きな問題はありませんが

 3歳以降も続くと、かみ合わせが悪くなる不正咬合(ふせいこうごう)を

 起こす可能性が大きくなります。

 歯並びに悪影響を及ぼさないためには、4歳ごろまでには根気よく

 治しておげることをおすすめします

 他にも、噛み癖や態癖などもあります

 爪を噛む、唇を上下の前歯の間に挟んでかみ締める癖、

 鉛筆やタオルなどの物を長時間噛み続けたり、いつも同じ側だけで噛む、

 無意識に力強くかみしめる癖(食いしばり)などを噛み癖といいます。

 偏った力をかけ続けることで歯の向きだけでなく、あごの歪みにもつながります

 態癖は、頬杖をついたり、悪い姿勢で食事をしている人や猫背なども、

 噛み合わせの左右のバランスが崩れやすくなります。

 その結果、顎の痛みといった顎関節症の症状や歯ぎしりや

 食いしばりが出ることもあります。

 ほかには、、うつぶせ寝、横向き寝などの寝方も癖になってしまうと

 歯並びに影響を与えてしまいます。日頃の偏った癖は、

 長期間続ければ続けるほどやめづらく、影響もその分大きくなります

習慣的になっていることが歯並びへの悪影響となることがあります

早めに気づいてあげられるようにしてあげましょう

気になる方は、かかりつけの歯科医の先生にご相談くださいね

【今日の絵本の世界】

『 へんしん  すがたをかえるイモムシ 』   福音館書店

      

    作  桃山 鈴子

    解説・監修  井上 大成




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