どうも、ゆかぽんこと中村友香です♪
ある雨の日、息子が言いました。
『なんで今日も雨降っとるん?
昨日も降っとったし... 神様が泣いとるんかなぁ』
どうやら空に大きい神様がいて、
その神様が泣いて雨を降らせている、という夢を見た?のか、
そんなイメージらしい。
話を聞いていると、
学校で雨は汚いから直接口に入れたり
雨に濡れたものをそのままにしておかないことを教わったようで...
『でもなんで神様の涙やのに、雨って汚いって言うの?
神様の目にゴミが入って泣いとるから、そのゴミが汚いってこと?』
ほぉーー。そうきたか。
母はどう答えたらいいか分からず、
車内から雨が降る空を見上げる彼に
「神様も泣きたい日あるんかもね」と曖昧な返事しかできませんでした(^_^;)
もうすぐ梅雨明けですね。
神様はどうしてるんでしょうか♪
!!━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「子育ての輪」
毎月2週目は、『よく噛むことからはじまる健康づくり』!
三重県歯科医師会から先生をお迎えして、
歯と健康に関するお話をうかがっています。
今回、ご出演いただいたのは
三重県歯科医師会 加藤直輝 先生♪
春から夏にかけて県内の園や小学校中学校で歯科検診が行われましたね。
私の息子も小学校で歯科検診を受けたんですが、
「むし歯がありました」のところにチェックが入っていました...
むし歯があったら早めにかかりつけの歯科医院に行くのが鉄則!
あらためて歯科医院でしっかり診てもらうことで、
むし歯の治療だけでなく、お口の中の病気を見つけたり、
歯のメンテナンスをする機会になります☆
普段はなかなか歯科医院に通えない...という方は
夏休みなどの長い休みに通院して治療しましょう(⌒▽⌒)
子どもの歯だから...
乳歯だからむし歯になっていても生えかわるし...
ではなく、しっかり治療をすることが大切です!
永久歯に生え変わるんだから大丈夫でしょ、と
思う方もいるかもしれませんが、
むし歯が影響を及ぼすのは目に見える歯の表面部分だけではないんだとか!
むし歯を放置してしまうと、
歯の表面からその奥までむし歯菌が侵入して、
歯を形成する神経や血管、歯質を侵し溶かしてしまうんです。
外見に特に異常がなくても、
中身が空洞になってしまった歯があるのはそのためです(>人<;)
乳歯のむし歯は、大人のむし歯のように黒ではなく白いことが多いので
むし歯になっても気づかず、進行してしまいやすいとのこと。
特に乳歯は、菌への抵抗力が弱く進行も早いので、
注意が必要です!
奥まで進行するということは、
乳歯の下にある永久歯やその周りの歯ぐきにも異常を起こす可能性があります(*_*)
例えば、どんな異常が考えられるかというと...
歯がまっすぐ生えないとか、
永久歯が発育不全で変色したり、
永久歯がむし歯になりやすくなったり...といったリスクが考えられます。
子どもはまだ痛みの感覚が発達していなかったり、
痛みがあっても気づきにくいこともあり、
いつの間にかむし歯が大きく進行してしまうことが多いとか!
もし歯科検診結果が「 治す歯はありません」という結果だったとしても、
やっぱり定期的な歯科医院でのチェックは必要ですよ(=´∀`)
また、学校や園での検診結果にはむし歯のことだけでなく、
歯並びや噛み合わせ、あごの関節、歯肉の状況...など、
いろんなこともチェックされていることが多いかと思います☆
息子の歯科検診結果の項目もたくさんあって、
歯の清掃状況とか...いろいろ診てもらえます。
むし歯はなかったからいいか、と放っておくのではなく、
気になるところがあったらかかりつけの歯科医師にご相談くださいね(*゚∀゚*)
加藤先生のお話によると、
むし歯になりやすいのは、プラーク(歯垢)が残りやすい歯と歯の間、
歯と歯ぐきの境目、奥歯のかみ合わせの溝。
また、歯並びがでこぼこしているところや、
生えている途中の歯もむし歯になりやすいとのこと。
みがき残しがあるということは、プラークが残っている状態。
きちんと歯を磨けていると思っていても、
大人でも意外とみがき残しが多いんだとか(T . T)
プラークが残っていると、虫歯になってしまいます。
つまり、むし歯予防にとって何より大切なのは、
プラークを取り除くこと!
そのためには、まずは丁寧な歯磨きをして取り除くことが重要です。
歯ブラシだけでは歯の間の汚れをしっかり取るのは難しいので、
「デンタルフロス」を用いるのも効果的!
歯の状態に合った正しい歯みがき方法を知ることから始めると
いいですね。
歯科医院で教えてもらえるので、ぜひ聞いてみてください(*'ω'*)
また、むし歯になりにくい人の特徴も教えてもらいました♪
むし歯は歯自体だけでなく、
口の中の状態や生活習慣によって大きく影響を受けるので、
むし歯菌が少ないと、歯を溶かす酸を作り出す機会が減るので、
むし歯のリスクが低くなるそうです。
これは、生まれてからの環境による場合もありますし、
ブラッシングの状態や歯の質が強いことも特徴のひとつ。
乳歯とか生えたての永久歯は歯の質が弱い状態だから
むし歯になりやすい、というわけですね( ´ ▽ ` )
また、フッ素は歯を強くして、
酸によって歯が溶けることを防ぐ作用があるので、
フッ素入りの歯みがき粉を使ったり、フッ化物洗口もオススメ!
ちなみに、鼻呼吸をしている人は、
口呼吸をしている人に比べて口の中が乾きにくいので、
細菌の繁殖が抑えられます。
むし歯になりにくいことにつながりますよ♪
ただ、これらの特徴があるからといって、
絶対むし歯にならない、というわけではありません。
毎日の歯みがきや適切な口腔ケアを続けましょうp(^_^)q
そして、食事のことでいうと、
栄養バランスを考えて、甘いものを控えめにすること。
糖分はむし菌のエネルギー源になるので、
甘いものを摂りすぎると、お口の中の糖分濃度が上がって、
むし歯菌の活動が活発化します。
その結果、歯にとって有害な酸が増え、むし歯になりやすくなるそうです...
間食もむし歯のリスクを高めるので、
3食しっかり食べて間食を控えることが大切!
さらに、むし歯にならない人の共通点として、
定期的に歯医者での検診を受けているということが挙げられます☆
一般的に、歯科医院での定期検診は
3、4ヶ月に1回程度が望ましいとされています。
ただし、むし歯や歯周病のリスクが高い場合は1〜2ヶ月に1回、
逆に状態がよければ、半年に1回で十分と判断されることもあるそう。
ただし、年齢を重ねるにつれて歯周疾患のリスクは高くなるので、
若年層に比べると高齢層の頻度は高くなると考えておくといいですね。
自分の口の中の状態を知っておくと、生活習慣に気をつけたり、
口腔ケアにも意識が向きますね(*⁰▿⁰*)
日々の積み重ねがとても大事!
例えば、みがき残したプラーク(歯垢)は、蓄積されて歯石になるし、
放置すればするほど取り除くのに時間がかかって、
大きな病気に発展する可能性も...
日頃からむし歯になりにくい生活習慣を身につけて
むし歯や歯周病を予防することで、
さまざまな全身の病気のリスクを下げることにもつながります。
健やかな生活を維持するためにも、健康な歯とお口を守りましょう╰(*´︶`*)╯
気になることは
かかりつけの歯科医院に相談してみてくださいね☆
最後に・・・三重県歯科医師会からのお知らせ★
三重県歯科医師会では三重県の委託を受け、
令和6年度より「みえ8020推進ネット」を立ち上げ、
歯科衛生士を対象としたWebサイトを開設する予定をしています。
今後は歯科衛生士の人材育成や復職支援等を目的として、
歯科衛生士の確保とその質の向上に向けた事業を展開していきます。
詳しくは三重県歯科医師会ホームページでもご案内していきますので、
ご確認ください。
また、このコーナー
『よく噛むことからはじまる健康づくり』へのメッセージもお待ちしています!
この症状って何だろ?そのままでいいのかしら?
どんな歯ブラシを選べばいいのかなぁ...
子どもが歯みがきを嫌がる...どうしたらいい?
などなど歯や口に関すること、お悩み、疑問、何でもOKです!
お気軽にどうぞ♪
【 絵本の世界 】
『 ぼくは くまのままで いたかったのに...... 』 ほるぷ出版
イエルク・シュタイナー 文
イエルク・ミュラー 絵
大島 かおり 訳