どうも、ゆかぽんこと中村友香です♪
息子は絵を描くのが好きで、
描きながらストーリーをつくって楽しんでいます。
先日も、何か描きながらブツブツゴニョゴニョしゃべっていたので、
「何のお話ー?」と聞くと、
『えー?ひとりばなし!』と言いました。
「ひとりばなし?」と聞くと、
『違う、なんやっけ... ひとりでコソコソ言うやつ』と。
どうやら【ひとりごと】と言いたかったようです。
あ、これ、ファミリーボイスの子どもの言い間違いネタで話せるやん!
と思いました、はい(笑)
ちなみに、
彼のひとりごとは結構大きな声だったので、
"コソコソ"ではなかったですけどね(*´ω`*)
!!━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「子育ての輪」
毎月2週目は、『よく噛むことからはじまる健康づくり』!
三重県歯科医師会から先生をお迎えして、
歯と健康に関するお話をうかがっています。
今回、ご出演いただいたのは
三重県歯科医師会 常務理事 伊藤法彦 先生♪
子ども達は新学期が始まりましたね!
夏休みの間に歯医者さんに通った方も多かったでしょうか?
伊藤先生のお話によると、
4月から6月に園や学校で行われる歯科健診で
むし歯がみつかったお子さんは集中的に治療することもありますし、
あとは定期検診を長期休みごとに行っているお子さんもいるので、
予約も比較的多いそう!
ただ、夏休みとはいえ、
最近のお子さんは習い事が多く、送迎される保護者の方も含めて
夏休みも忙しそうにされている方が多いとか。
なるほどなぁ、そういう時代かもしれませんねぇ(^_^;)
さてさて、
今月は私たちの身近な"歯医者さん"のことを教えてもらいました♪
"歯医者さん"=歯科医師は、主に歯の治療をするのはもちろん、
保健指導、健康管理なども行っています。
まず、治療というと、
むし歯の処置や入れ歯・詰め物・かぶせもの・差し歯などの製作と装着、
また歯並びの矯正や抜歯、インプラントなどの外科的治療もあります。
さらに、お口の中や周りの腫瘍なども診察します。
ほかにも、歯科保健事業として、
妊婦や乳幼児などの健診の際の歯科検診、
他には、学校歯科医としての役割もあります。
また学校保健安全法で定められている、大学以外の学校で、
歯科健診や歯科保健指導などを非常勤で行うのも、
歯科医師の仕事。
歯科医院の外でもいろんなお仕事があるんですね!(´⊙ω⊙`)
他には、産業歯科医や警察歯科医もあります☆
産業歯科医とは、
法律上、一定の有害な業務に従事する方に対して
健康診断を行う歯科医師のことを言います。
また、警察歯科医とは、
大規模災害や事故・事件などで著しく損傷した遺体の身元を確認するときに、
歯科所見によって確認に協力する歯科医師のことを言います。
私たちの身近な、いわゆる"町の歯医者さん"だけが
歯科医師のお仕事ではないんですね٩( 'ω' )و
警察歯科医は、
最近では歯の治療跡で身元を特定できることで
よく知られているかとも思いますが、
これは町の歯科医院がしっかりデータを保存していたり、
歯科医師会を通じて、歯科医師同士が連携をとっているからできることでもあります。
今年はじめに起こった能登半島地震のときには、
三重県歯科医師会でチームを組んで現地へ入られました。
伊藤先生のお話☆
『歯科医師をはじめ、歯科衛生士や歯科技工士など
特別編成されたメンバーで被災地へ行き、
被災地の皆さんの口腔ケアやお口の健康相談などサポートを行いました。
日本歯科医師会からの要請を受けて、
全国から災害歯科支援チームが被災地支援に入ったのですが、
三重県歯科医師会では1チーム4人のメンバーで
2月から3月にかけて計7チームが交代で被災地に入り支援を行ってきました。
有事の際は全国の歯科医師会と連携をとり、皆さんのお口と健康を守る。
これも私たちの仕事です!』
あぁ、全国の歯医者さんたちがこうして懸命に働いて下さっているんですね...
いつも本当にありがとうございます!
あらためて、健康な歯とお口を大切にしないとな、って思いますね(o^^o)
自分の歯で食べたいものをおいしく食べるためには、
歯を1本でも多く健康に保つことが必要です。
でも実は、成人期になるにつれて...
特に40歳を過ぎると、
「歯周病」が原因で歯を失う割合が増加すると言われています。
昔はむし歯が原因で歯を失う方が多かったそうですが、
今は歯周病で歯を失う方の方が多いという統計が出てきているとか:(;゙゚'ω゚'):
あらためて「歯周病」がどんな病気かというと...
歯は、一般的に歯ぐきと呼ばれる「歯肉」、
歯の根っこの周りを覆う「歯根膜」、
歯の根っこを支える「歯槽骨」など、
歯周組織によって支えられています。
この歯周組織が破壊されていく病気が「歯周病」です。
組織が破壊されていく...と聞くと、怖いですね(T . T)
歯周病は、今や国民病といわれるほどで、
程度の差はありますが、成人の8割が歯周病にかかっているそうです。
また、静かに進行する病気なので、
初期のうちは自覚症状の出にくい病気でもあります。
8割... 高いですね!
...って、実は私も先日歯科医院で、
「歯肉炎」になっていると言われてしまいました(>_<)
この「歯肉炎」も歯周病のひとつ☆
「歯周病」は、歯と歯ぐきの間から原因菌が入り込んで
炎症を起こすんですが、
その炎症が歯肉(歯ぐき)の部分だけに限られているのが「歯肉炎」、
さらに炎症が深く広がって、歯を支えている歯根膜や歯槽骨にまで
破壊が進むと「歯周炎」といいます。
それらを合わせた病気を総称して「歯周病」と呼んでいます。
ということは、歯肉炎が進行していくと歯周炎になっていく...!?(;´д`)
歯肉だけが炎症を起こす歯肉炎から始まって、
そのまま放置すると、歯周炎に移行して、
歯ぐきの内側にある歯槽骨まで破壊されていきます。
歯と歯ぐきの間に、歯周ポケットと呼ばれる隙間ができて、
そこからまた進んで炎症はひどくなっていくんだとか!
歯周病には軽度、中等度、重度と段階があるんですが、
重度まで進むと、
歯槽骨の破壊によって歯を支える力が弱くなって、
歯がぐらぐらし始めたり、歯を失うこともあるそうです(~_~;)
怖い... その段階へ進むまでに何とかしたい!
そこで、伊藤先生!
『大丈夫ですよ、
歯周病は、自己管理をすれば防げる、または、改善できる病気です。
歯周病の原因はプラーク(歯垢)ですが、
最近では、食生活、喫煙、歯ぎしり、ストレスなど、
さまざまな習慣が影響する慢性疾患であることが分かってきています。
生活習慣を見直したり、健康な歯ぐきを維持していくことが大切です』
なるほど!
歯周病の予防のために、何をしたらいいでしょうか?
『まずセルフケアとして、プラークコントロールをしっかり行う、
つまり、歯垢をしっかり取り除くようにしましょう!
そのためには、歯ブラシを使った正しい歯みがきと、
デンタルフロスや歯間ブラシなど補助清掃用具を併用して、
歯と歯の間にたまったプラークをしっかりキレイにすることが大事ですよ!』
とのこと。
はい!分かりました!
歯みがきは毎日のことですし、むし歯予防のためにも大切ですから、
みがき残しがないように正しい歯みがきを行いたいです(^-^)v
そのためには...
『歯科医院では歯みがき指導も行っているので、
正しい歯みがき方法をマスターしてもらうといいと思います。
一緒に働いている歯科衛生士は歯みがき指導のプロです。
磨き方から使用する道具までアドバイスをしてもらえると思います。
また、私たち歯科医師による定期健診も受けていただきたいですね。』
と伊藤先生。
定期健診ではどんなことを診てもらえるんですか?
『ご自宅や自分では取り除くことができない歯石を除去したり、
日常の歯みがきでは清掃が難しい歯と歯の間や、歯と歯肉の境目、
狭い隙間などもしっかりクリーニングしていきます。
それと歯周病の管理では、
歯の移動による噛み合わせのチェックも重要になってきます。
歯科衛生士による専門的なクリーニング、
歯科医師による噛み合わせや歯ぐき・むし歯のチェック、
このようなダブルチェックで管理をしていきます。
定期的な歯のメンテナンスを続けることで、
歯と歯ぐきの健康を維持できます』
おー!なるほどー!!
歯の形とか生え方って一人ひとり違いますし、
その人に合った歯みがき方法を教えてもらったり、
歯科医院でケアをしてもらうと安心ですね(*´∀`*)
最後に伊藤先生からメッセージ♪
『歯と口の健康を保つためには、
むし歯や歯周病のあるなしに関わらず、
4か月から半年に一度は、かかりつけの歯科医院で
定期健診を受けていただくことをオススメします。
そして、毎日適切なケアをして、
歯とお口の健康を守っていきましょう!』
ご本人、ご家族の歯のことでお悩みの方は、
一度かかりつけの歯科医院を訪ねてみてはいかがでしょうか♪
また、このコーナー
『よく噛むことからはじまる健康づくり』へのメッセージもお待ちしています!
この症状って何だろ?そのままでいいのかしら?
どんな歯ブラシを選べばいいのかなぁ...
子どもが歯みがきを嫌がる...どうしたらいい?
などなど歯や口に関すること、お悩み、疑問、何でもOKです!
お気軽にどうぞ♪
【 絵本の世界 】
『 ならんでいる 』 絵本館
五味太郎 作