三重映画フェスティバル実行委員会ご協力のもと
三重県ゆかりの作品やロケ地をご紹介する「三重映画さんぽ」、
2013年最後の放送は、
2011年に尾鷲市須賀利で撮影された映画『千年の愉楽』をご紹介しました。
原作は中上健次。
監督を務められたのは若松孝二さんで、この作品が遺作となりました。
出演は寺島しのぶ、高良健吾、高岡蒼佑、染谷将太、井浦新、佐野史郎さんら豪華キャスト陣です。
撮影中のお話を
当時東紀州プレス&フィルムコミッションで撮影のお手伝いをされた
現・御浜町役場職員の田上孔基さんにお伺いしました。
番組ではお伝えしきれなかった
撮影で大変お世話になった須賀利の皆さんへ、田上さんからのメッセージです。
「須賀利の皆様には、ロケ場所・食事会場の提供から小道具の調達、急なエキストラ出演依頼にも快くご協力いただき、ありがとうございました。
そしておんばんの会の皆様には日々のお食事の用意など、本当にお世話になりました。
こちらがフィルムコミッションとして不慣れなこともあり色々とご迷惑をおかけしましたこと、改めてお詫び申し上げます。
早いもので、ロケから2年余りが経ちました。
その間に須賀利への再訪を心から楽しみにされていた若松孝二監督がご逝去され、「千年の愉楽」は、はからずも遺作となってしまいましたが、監督の魂は美しい須賀利の風景とともに映像化されました。
そして全国各地でのロードショーを経て、後世に語り継がれるべくDVD化という作品にとって大切な節目を迎えるに至りました。
フィルムコミッションとしてサポートした私どもにとって大変喜ばしいことであり、これもひとえに須賀利の皆様のご理解と、暖かい心からのご協力の賜物と感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。」
須賀利の海を見つめる若松監督
高良健吾さんと寺島しのぶさん
高岡蒼佑さん
『千年の愉楽』は若松監督の1周忌にあたる10月17日にDVDが発売されています。
次回の「三重映画さんぽ」は来年1月28日(火)の放送です。
今年も番組にお付き合いくださりありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
良い年をお迎えください。
山上和美でした♪