今月の「三重映画さんぽ」は『三池崇史監督』


三重映画フェスティバル実行委員会の協力によりお送りしている「三重映画さんぽ」。
今年度は「三重県ゆかりの映画人」というテーマでお送りしています。

今回は、三池崇史監督を、三重映画フェスティバル実行委員会事務局長の田中忍さんにご紹介いただきました。

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「クローズZERO」シリーズや「悪の教典」を撮り、来月23日から公開される「四谷怪談」をモチーフとした映画「喰女‐クイメ-」も監督され、柴咲コウさんがおぞましい『お岩』さんを演じることで話題になっています。他の最近の映画では、「十三人の刺客」「一命」「藁の楯(わらのたて)」「土竜の唄」を監督していて、これらが全て海外の映画祭のコンンペティション部門に出品されています。

そんなビッグな監督がなんと三重県とゆかりがあるのです。

三池監督のご両親は北牟婁郡紀北町のご出身。監督ご自身も幼稚園の頃に1年ほど、紀北町で暮らしています。また、監督が当時住んでいたお家は、外にトイレがある古い民家で、三池崇史少年は、そこで妖怪を見たと話されています。よく見ると、猿だったんですが、この頃の経験が、2005年に監督した映画「妖怪大戦争」でおじいさんと暮すことになった神木隆之介少年の描き方に投影されているようです。

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三池監督作品に共通するのは、映像製作がハンパでないこと。
映画を観ていて、『そこまでやるの?』と思う事が多々あり、徹底的に描いているので、映画の中で現実に起こっているように見え、観客は怖くなるのです。

そんな三池監督が、8月10日、三重県にいらっしゃいます。

8月10日(日)午後2時30分から、尾鷲市民文化会館せぎやまホールで「十三人の刺客」上映とトークショーが、三重県立熊野古道センターの主催で行われます。
今回番組にご登場いただいた田中さんも三池監督のトークショーにお出になられるそうです。


このイベントに際し、三池監督からメッセージをいただいています。


 船津と相賀、そして尾鷲は私の血と心の故郷です。
「十三人の刺客」と共に里帰り出来ることを幸せに思います。どうぞ気楽に遊びに来て下さい。

三池崇史


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三池崇史監督スペシャルトーク&映画『十三人の刺客』 は、
8月10日(日)午後2時30分から、尾鷲市民文化会館せぎやまホールにて開催されます。

入場は無料ですが、整理券が必要です。
お問合せは、主催者である三重県立熊野古道センター 電話0597-25-2666にお問合せ下さい。

尚、整理券はあとわずかとのことです。ご希望の方はお早くお求めください。
  


山上和美でした♪