三重映画フェスティバル実行委員会のご協力によりお送りしている「三重映画さんぽ」、
今回は、前職・亀山市歴史博物館で衣笠監督の研究をされ、
現在は名張市の近畿大学工業高等専門学校図書館に勤務されている佐々木裕子さんにお話しをお伺いしました。
衣笠監督は明治29年1月1日に亀山市に生まれ、大正時代には小説家川端康成と映画「狂った一頁」を製作、また昭和28年には「地獄門」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞するなどたくさんの名作を世に送り出してきました。
衣笠監督の歴史は、白黒、トーキー、カラーと変化した日本の映画界と共にあります。
衣笠監督が映画に携わるようになったきっかけは生まれ故郷の亀山に。
芝居好きのお母様に連れられ幼き頃からたくさんの芝居を観、芸能に関する雑誌を読んでいたからとか。
亀山市歴史博物館所蔵小亀家資料
86歳で生涯を閉じた衣笠監督、ご子息・淳氏の直筆原稿等から見える父親像、家族との関係についてもご紹介いただきました。
亀山市歴史博物館では、2015年1月4日から2月1日まで、
企画展「映画監督衣笠貞之助と言語学者服部四郎」の第2部として、
「衣笠貞之助、いつも見ていた故郷」が始まります。
開館時間は午前9時から午後5時まで。
休館日は毎週火曜日です。
詳しくは、亀山市歴史博物館のホームページをご覧ください。
山上和美でした♪