南伊勢町で美味しい味に出会いました。
『ソマカツオの塩切り』
ソマカツオ(正式名 ヒラソウダガツオ)を、まるごと1匹、開いた状態で塩に3か月以上浸けて発酵させたもの。スライスしていただきます。そのまま食べても良いし、お茶漬けにしても〇。
魚が熟成しているので、最初に鼻に届く香りが燻製のよう。塩分は強めですが、濃厚なチーズのような味わいです。私的には、チビチビ食べるのが最高!
「塩切り」は明治の頃から南伊勢の各家庭でつくられていたそうです。「ソマカツオ」は脂が良くのっていて、足が早い為、遠くには出回らず、10月~12月の間に獲ったものを、家で漬け、魚の少ない時期に食べたそうで、保存食でもあり、神事にも使わる、南伊勢の伝統食だとか。
『ソマカツオの塩切り』がさらに進化したのが、『ソマカツオの塩切り オリーブオイル浸け』。
塩切りをミンチにして、オリーブオイルにつけたました。商品名は『かっちょび』と言います。
カタクチイワシを漬けたのが「アンチョビ」。そのかつお版だから『かっちょび』
「アンチョビ」に比べて、香りが丸く、味もまろやか。チビチビたべるのもいけますが、パスタや野菜などとあえても最高!
ちなみに、日本でのオリーブの産地は香川県・小豆島ですが、明治に41年に当時の農商務省が、三重、香川、鹿児島の3県を指定してアメリカから輸入したオリーブの苗木で試作を始めたこともあって、三重県はオリーブオイル縁の地なのです。
【問合せ先】
とよや勘兵衛
〒516-0117 三重県度会郡南伊勢町礫浦153番地
TEL.(0599)64-2038(代表) FAX.(0599)64-3333
『神前丼』
「かみさきどん」と読みます。
伊勢まぐろを養殖する南伊勢の神前浦周辺にある飲食店&旅館で出しています。
『神前丼』には2つの定義が
①南伊勢町の神前浦で養殖している「伊勢まぐろ」を使用
②ごはんの上に具がのっている
この2つの条件を満たした丼を『神前丼』と言うそうです。
私、そのうちの1軒「たまり場」さんという国道260号沿いのお店に寄りました。
いただいた『神前丼』がこちら!
伊勢まぐろ、ワラサ(その日上がった魚)、ネギトロ、赤海老、真ん中に卵の黄身がのっています。
ご飯が見えないくらい、豪華でボリューム満点です!お値段は1500円。
伊勢まぐろ、美味しいんです。臭みなく、脂もちょうどいい具合で、私の感覚では中トロのような味わい。
『神前丼』はお店によって異なりますので、「神前丼MAP」を参考におでかけください。
「神前丼MAP」は南伊勢町観光協会やアスト津にある三重県観光連盟などに置いてあります。
山上和美でした♪