みなさんこんにちは、伊藤あやです
毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
こちらが、今回ご案内頂いた
(右)館長 服部修身さん
(左)学芸員 樋口萌さん です
実は、服部館長"絵門 仁"として
幅広く活躍する作家でもあるそうです。
中でも、写真が中心だとか!^^;
先日開催されたアート亀山にも
出品されていて、こちらが
そのアート亀山に展示されていた作品です♪
服部館長が、現代美術に
興味をもちはじめたのは、30代の中ごろ
本格的に美術を学ぶとともに
各地の画廊をめぐったりして腕を磨いたそうです
そして、各地では展覧会を行ったり
名古屋には「ギャラリー絵門」も開かれたそうです。
そうした経験から、ますます現代美術への思いが強まった
服部館長は、作家の発表の場であり
訪れた人が優れた作品を鑑賞することで
「現代美術とは何か」を考える機会を
もってもらえたらという思いから
2003年に、こちらの伊勢現代美術館を開いたそうです。
その開館から、まもなく10周年を迎えます
番組では、そんな現代美術の魅力に加え
展示作品の数々をご紹介しました。
時間の都合で、一部しかご紹介できなかったので
それ以外の作品は、こちらブログでお楽しみください♪
さて、はじめに私が訪れた場所は、ガーデン!
山々に囲まれ、穏やかな五ヶ所湾・・・
そしてそこには、常設の彫刻展示が並びます
よ~く見ると・・・
動物のようで、動物じゃない?
どこかにいそうで、いないような・・・
なんとも不思議な作品
それでいて、飽きのこない
自然と笑顔になれるお庭の住人^^
あっ!イスもありますよ~
ほかにもこちらには・・・
タイトルは・・・
「釣人」
釣り人が魚を釣った時の喜びを表現しているそうです
それにしても、静かで落ち着いた雰囲気この場所は
なんだかここに座っているだけで、
思わず時間を忘れてしまうほど・・・
そして、こちらの建物もステキ!
外観は、一面"白"で
オシャレなペンションといった感じ♪
館長いわく、この建物にもこだわりがあるとか!
館長は現代美術のほかにも、建築にも詳しく
中でも、古い建物が好きだそうで
建物は一見洋風ですが、木造で
屋根は日本瓦なんですよ!
それが、なぜかまた"現代美術"ともあうんですよね~
不思議です。さすが館長のアイデア!
館内は白で統一、大きな窓があり・・・
開放的で、明るい印象!
ちなみに、このスペースはカフェとなっていて
腰を落ち着かせ、ゆったりとカフェタイムを楽しむことができます
聞くところによると、ここからの景色が好きで
毎日来られる方もいるそうですよ!
その気持ちわかるな~
また、若手作家の展示販売スペースでもあるんです
色、形もユニーク♪
さて、さて
それでは早速展示室へと参りましょうか!(お待たせしました)
まずは1Fから・・・
愛知県立芸術大学で准教授を務める 増田直人氏の展覧会です!
独特の世界観を持つガールズカルチャーに生きる
10代の彼女たちを通して
日本の現代社会を表現する作品展。
まず目に飛び込んでくるのがその「女子高生」
表情がとっても印象的です
それも、よく似た絵が複数並んでいるのも特徴です
一見同じに見えますが、
全て手で書かれているものなので1つ1つ違うんだそう。
その違いを探してみるのもいいかもしれませんね。
それにしても、この彼女は
悲しんでいるのか・・・
それとも、ただ遠くを見つめているだけなのか・・・
無表情であるだけにいろんな見方ができます。
さらに、インパクトの強い"ピンク"
海などのバックに見えたり、夕日に見えたり、
こちらも想像力を掻き立てるつくりとなっています
こうしたいろんな見方ができ
これはどういうものなのか、作家は何を伝えたいのかを
想像できる楽しさが現代美術にはありますよね!
それでは、続いて2Fへ・・・
1Fと連動した展示で
若手作家の企画展開催やギャラリースペースにもなる場所
こちらも、作品が栄える「白」で統一された展示スペースですね~
私が訪れた日は(10月24日(月))まで
「大杉好弘展」展が開かれていました!
よ~く見ると、
なんとこれすべて
鉛筆で書かれているんですよ!!すごい!
それにしてもイラストが兵隊さんなんですが
まるでおもちゃのようなかわいさもあり
それでいて、その中でも
何か訴えかけるような強いタッチ
また、こちらはさきほどと違って
表情が見えないというのが特徴ですね
そして、プラスして・・・
狙われてる!!(笑)
ちなみに、10月28日~11月7日(月)までは
「杉佳子展」が開かれているそうです
さぁ、続いてはどうやら外の施設をご案内頂けるとか・・・
と、階段を降り始めたその時!!!
なんだ!なんだ! 屋根の上には・・・
いや~、展示の仕方にも遊び心があっていいですねッ☆
さて、話は戻って
私たちが向かった場所とは・・・?
本館から数十メートル離れた場所には
こんなオシャレな建物が!!
彫刻の常設展示スペースで
名前は、屋外彫刻館「宇空」
2009年にオープンしたそうです
外はレンガ造りなのに、中は・・・
木造の日本家屋^^
屋根も日本瓦
このギャップがまたいいですねー!
そして、1歩足を踏み入れると、そこはまた異空間
たくさんの作品が並んでいました。
そして、入口入ったすぐの展示スペースにはこんな作品が!
あまりにもリアルで、ビックリしちゃいました
ただ、なぜか見ているだけでホッとするんですよね~
作品に心を感じるというか・・・
そして番組でご紹介した「歩く人」がこちら!
樋口さんに「どうぞ、歩いてみてください」と言われるものの
作品の上を歩くなんて、とんでもない!!
って私が言うと、歩いたらわかりますよって・・・
そして、恐る恐る歩いてみると・・・
石のゴツゴツとした感じ。カタンと山に響く音
おっ!これが作品の意図していたことなのか!?
そう、これは
見るだけでは終わらない
歩いてみて初めて作品が完成するんです!
まさに「五感で味わう作品」
上を向いて歩いたり、下を向いて歩いたり・・・
それだけでもまた違って感じるのが不思議です
一度出かけたら"歩いてみてください"ネ!
ほかには、種のような卵のような・・・?ブロンズ作品に
ほかにも
形ひとつとってもユニークですねぇ
また、1つ1つ名前もつけられているので
名前と照らし合わせて作品を想像してみてください
このほか、たくさんの作品があって
なかなか写真では伝わらないところもあると思いますので
ぜひ、実際に足を運んで
肌で作品のよさを感じてほしいと思います。
そして最後に樋口さんはこうおっしゃっていました
「こちらは、頻繁に展示替えもしていますし
若手作家の作品も多いので
ぜひそうした成長を見守るつもりで作品をご覧いただけたら」と・・・
現代美術は、難しいという方も多いですが
(実は私も、現代美術を見るのは好きですが
正直言うと、わからないものもあります)
でも、美術って 正解がないんですよね。
見る人がどう感じ、受け取るか・・・
それが答えなんだと、私は思います。
それに作品に触れていると、
日常を忘れるというか心のスイッチを
オフにできるようなよさもあると思いますよ!
今回ご紹介した伊勢現代美術館は
県立美術館のような大きな美術館と比べると
作品の数はそれほど多いわけではありませんが
ここにしかない作品、
ここでしか味わえない雰囲気があると思います
また、ここは現代美術を愛する人々の集いと
交流の場も目的としているので
ぜひ、美術館の方とのおしゃべりも楽しんでほしいなぁと思います
このあたりが、また他の美術館とは
違うところかもしれませんね!
芸術の秋、ぜひ伊勢現代美術館でお楽しみください♪
■伊勢現代美術館
住所 度会郡南伊勢町五ヶ所浦湾場102-8
電話 0599-66-1138
開館時間 10:00 ~ 17:00
休館日 毎週火曜日・水曜日
(但し祝日の場合は翌日に振り替え)
入館料 一般500円、高校・大学400円、小中無料
※詳しい開館日程は各展覧会のページにてご確認下さい
HP http://www.ise-muse.com/index.html
毎週金曜日「READY!」内
午前9時30分頃からお送りしている
あやのみえ旅(・∀・)!
2011年10月21日(金)は
南伊勢町 「伊勢現代美術館」をご紹介しました★
南伊勢町 「伊勢現代美術館」をご紹介しました★
こちらが、今回ご案内頂いた
(右)館長 服部修身さん
(左)学芸員 樋口萌さん です
実は、服部館長"絵門 仁"として
幅広く活躍する作家でもあるそうです。
中でも、写真が中心だとか!^^;
先日開催されたアート亀山にも
出品されていて、こちらが
そのアート亀山に展示されていた作品です♪
服部館長が、現代美術に
興味をもちはじめたのは、30代の中ごろ
本格的に美術を学ぶとともに
各地の画廊をめぐったりして腕を磨いたそうです
そして、各地では展覧会を行ったり
名古屋には「ギャラリー絵門」も開かれたそうです。
そうした経験から、ますます現代美術への思いが強まった
服部館長は、作家の発表の場であり
訪れた人が優れた作品を鑑賞することで
「現代美術とは何か」を考える機会を
もってもらえたらという思いから
2003年に、こちらの伊勢現代美術館を開いたそうです。
その開館から、まもなく10周年を迎えます
番組では、そんな現代美術の魅力に加え
展示作品の数々をご紹介しました。
時間の都合で、一部しかご紹介できなかったので
それ以外の作品は、こちらブログでお楽しみください♪
さて、はじめに私が訪れた場所は、ガーデン!
山々に囲まれ、穏やかな五ヶ所湾・・・
そしてそこには、常設の彫刻展示が並びます
よ~く見ると・・・
動物のようで、動物じゃない?
どこかにいそうで、いないような・・・
なんとも不思議な作品
それでいて、飽きのこない
自然と笑顔になれるお庭の住人^^
あっ!イスもありますよ~
ほかにもこちらには・・・
タイトルは・・・
「釣人」
釣り人が魚を釣った時の喜びを表現しているそうです
それにしても、静かで落ち着いた雰囲気この場所は
なんだかここに座っているだけで、
思わず時間を忘れてしまうほど・・・
そして、こちらの建物もステキ!
外観は、一面"白"で
オシャレなペンションといった感じ♪
館長いわく、この建物にもこだわりがあるとか!
館長は現代美術のほかにも、建築にも詳しく
中でも、古い建物が好きだそうで
建物は一見洋風ですが、木造で
屋根は日本瓦なんですよ!
それが、なぜかまた"現代美術"ともあうんですよね~
不思議です。さすが館長のアイデア!
館内は白で統一、大きな窓があり・・・
開放的で、明るい印象!
ちなみに、このスペースはカフェとなっていて
腰を落ち着かせ、ゆったりとカフェタイムを楽しむことができます
聞くところによると、ここからの景色が好きで
毎日来られる方もいるそうですよ!
その気持ちわかるな~
また、若手作家の展示販売スペースでもあるんです
色、形もユニーク♪
さて、さて
それでは早速展示室へと参りましょうか!(お待たせしました)
まずは1Fから・・・
愛知県立芸術大学で准教授を務める 増田直人氏の展覧会です!
独特の世界観を持つガールズカルチャーに生きる
10代の彼女たちを通して
日本の現代社会を表現する作品展。
まず目に飛び込んでくるのがその「女子高生」
表情がとっても印象的です
それも、よく似た絵が複数並んでいるのも特徴です
一見同じに見えますが、
全て手で書かれているものなので1つ1つ違うんだそう。
その違いを探してみるのもいいかもしれませんね。
それにしても、この彼女は
悲しんでいるのか・・・
それとも、ただ遠くを見つめているだけなのか・・・
無表情であるだけにいろんな見方ができます。
さらに、インパクトの強い"ピンク"
海などのバックに見えたり、夕日に見えたり、
こちらも想像力を掻き立てるつくりとなっています
こうしたいろんな見方ができ
これはどういうものなのか、作家は何を伝えたいのかを
想像できる楽しさが現代美術にはありますよね!
それでは、続いて2Fへ・・・
1Fと連動した展示で
若手作家の企画展開催やギャラリースペースにもなる場所
こちらも、作品が栄える「白」で統一された展示スペースですね~
私が訪れた日は(10月24日(月))まで
「大杉好弘展」展が開かれていました!
よ~く見ると、
なんとこれすべて
鉛筆で書かれているんですよ!!すごい!
それにしてもイラストが兵隊さんなんですが
まるでおもちゃのようなかわいさもあり
それでいて、その中でも
何か訴えかけるような強いタッチ
また、こちらはさきほどと違って
表情が見えないというのが特徴ですね
そして、プラスして・・・
狙われてる!!(笑)
ちなみに、10月28日~11月7日(月)までは
「杉佳子展」が開かれているそうです
さぁ、続いてはどうやら外の施設をご案内頂けるとか・・・
と、階段を降り始めたその時!!!
なんだ!なんだ! 屋根の上には・・・
いや~、展示の仕方にも遊び心があっていいですねッ☆
さて、話は戻って
私たちが向かった場所とは・・・?
本館から数十メートル離れた場所には
こんなオシャレな建物が!!
彫刻の常設展示スペースで
名前は、屋外彫刻館「宇空」
2009年にオープンしたそうです
外はレンガ造りなのに、中は・・・
木造の日本家屋^^
屋根も日本瓦
このギャップがまたいいですねー!
そして、1歩足を踏み入れると、そこはまた異空間
たくさんの作品が並んでいました。
そして、入口入ったすぐの展示スペースにはこんな作品が!
あまりにもリアルで、ビックリしちゃいました
ただ、なぜか見ているだけでホッとするんですよね~
作品に心を感じるというか・・・
そして番組でご紹介した「歩く人」がこちら!
樋口さんに「どうぞ、歩いてみてください」と言われるものの
作品の上を歩くなんて、とんでもない!!
って私が言うと、歩いたらわかりますよって・・・
そして、恐る恐る歩いてみると・・・
石のゴツゴツとした感じ。カタンと山に響く音
おっ!これが作品の意図していたことなのか!?
そう、これは
見るだけでは終わらない
歩いてみて初めて作品が完成するんです!
まさに「五感で味わう作品」
上を向いて歩いたり、下を向いて歩いたり・・・
それだけでもまた違って感じるのが不思議です
一度出かけたら"歩いてみてください"ネ!
ほかには、種のような卵のような・・・?ブロンズ作品に
ほかにも
形ひとつとってもユニークですねぇ
また、1つ1つ名前もつけられているので
名前と照らし合わせて作品を想像してみてください
このほか、たくさんの作品があって
なかなか写真では伝わらないところもあると思いますので
ぜひ、実際に足を運んで
肌で作品のよさを感じてほしいと思います。
そして最後に樋口さんはこうおっしゃっていました
「こちらは、頻繁に展示替えもしていますし
若手作家の作品も多いので
ぜひそうした成長を見守るつもりで作品をご覧いただけたら」と・・・
現代美術は、難しいという方も多いですが
(実は私も、現代美術を見るのは好きですが
正直言うと、わからないものもあります)
でも、美術って 正解がないんですよね。
見る人がどう感じ、受け取るか・・・
それが答えなんだと、私は思います。
それに作品に触れていると、
日常を忘れるというか心のスイッチを
オフにできるようなよさもあると思いますよ!
今回ご紹介した伊勢現代美術館は
県立美術館のような大きな美術館と比べると
作品の数はそれほど多いわけではありませんが
ここにしかない作品、
ここでしか味わえない雰囲気があると思います
また、ここは現代美術を愛する人々の集いと
交流の場も目的としているので
ぜひ、美術館の方とのおしゃべりも楽しんでほしいなぁと思います
このあたりが、また他の美術館とは
違うところかもしれませんね!
芸術の秋、ぜひ伊勢現代美術館でお楽しみください♪
■伊勢現代美術館
住所 度会郡南伊勢町五ヶ所浦湾場102-8
電話 0599-66-1138
開館時間 10:00 ~ 17:00
休館日 毎週火曜日・水曜日
(但し祝日の場合は翌日に振り替え)
入館料 一般500円、高校・大学400円、小中無料
※詳しい開館日程は各展覧会のページにてご確認下さい
HP http://www.ise-muse.com/index.html