三重映画さんぽ「映画『校歌の卒業式~キボウノトビラ~』からみえたモノ」

三重映画フェスティバル実行委員会のご協力によりお送りしている「三重映画さんぽ」。

今回は2月25日に三重県生涯学習センター3階にある「みるシル」で開催される、 「映画『校歌の卒業式~キボウノトビラ~』からみえたモノ」の話題です。

お話は、三重県生涯学習センター川崎育子さんです。

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「人・まち・セミナー」は三重県生涯学習センターが初めて取り組む事業です。

三重県内で頑張っていらっしゃる人や地域の活動をセミナーを通じて発信することで、 セミナーに参加された方々が「自分ならば地域のために何ができるかとか、何をしなければならないか」を気づいていただいて、 それが行動に結びついていけばいいなと企画されました。

このセミナーでは、発信されるテーマや内容を押し付けるのではなく、 参加された方々が、自らを振り返り、「自分なら」と自然に沸き起こる 気持ちや行動を大事にしていきたいという事です。

今回のセミナーは、近年、少子化が進み学校が閉校していく現実を取上げています。

三重県も例外ではないのです。

自分たちが通った小学校や中学校がなくなるということは、地域にポッカリ穴が開いたように、心も空洞化してしまいます。

だから、閉校していく母校を映像に残したいと第1弾「校歌の卒業式」、 第2弾「校歌の卒業式」~キボウノトビラ~」の映画が製作されたのです。

今回上映する第2弾「校歌の卒業式」~キボウノトビラ~は、 志摩市立越賀中学校が2014年に閉校するにあたり、 何か、皆の思い出になることをしようじゃないか、 閉校になるということは、校歌もなくなってしまう。 それなら、皆で校歌を歌って、その姿を映像で記録しよう。 そうすれば、いつでもその映像を見る事が出来、 心に空いた穴が広がっていくことはないだろう、そんな思いで製作されたそうです。

映画に続いてシンポジウムです。

3名のシンポジストが登壇されます。

この映画を製作された志摩ムービークルーズ会長橋爪吉生さん、 第1弾の映画で閉校する船越中学校の最後の校長先生となった中山久章さんが登壇され、 閉校という現実に向き合った際の胸の内や地域の様子を語っていただきます。

3人目は、国立教育研究所フェロー井上昌幸さんです。 少子化に伴う閉校という現実を国全体としての視点で、お話していただきます。 また、全国の取り組みなどについてもお話しいただきます。

そして山上和美がコーディネーターをさせていただきます。

これからも少子化が進み閉校という現実は各地域で訪れると考えられます。

その時、自分ならば何ができるのか、何をしなければならないのかを、みんなで考えてみたいと思います。

人・まち・セミナー チラシ.pdf

「映画『校歌の卒業式~キボウノトビラ~』からみえたモノ」

日時  2月25日(土)午後1時上映、午後2時シンポジウム

場所  三重県生涯学習センター3階「みるシル」

受講料 無料

申し込み方法 先着順に、三重県生涯学習センターの窓口をはじめ電話・FAX等で事前受付

お問い合わせ 三重県生涯学習センター 電話059-233-1151