4月から毎月1回火曜日に、三重県で活躍されていらっしゃる方のインタビューをお届けします。
『今を生きる力に』インタビュー。頑張るみなさんの原動力になればと思います。
1回目にご登場いただいたのは、三重大学大学院地域イノベーション学研究科 教授でいらっしゃり、社会連携担当 副学長でいらっしゃる西村訓弘先生です。
昭和40年3月生まれ、旧南島町、現南伊勢町出身。宇治山田高校から筑波大学に進学、卒業後は大手企業の研究員、アメリカの企業や大学を経て、2000年にベンチャー企業を立ち上げ社長に就任、2004年に三重県に戻り、三重大学の非常勤の特命教授を経て、2007年三重大学の教授に就任。現在、三重県経営戦略会議のメンバーでいらっしゃり、行政や企業のアドバイザー、顧問も務めていらっしゃいます。
ご専門はトランスレーション医科学(病気と遺伝子の関係を調べる研究)、地域イノベーション学。
華々しい経歴の裏には苦難の連続が...。
就職した企業の研究所は震災の影響を受けて閉鎖、研究をあきらめ会社に残るよう迫られますが、夢のため、安定した立場を捨てアメリカへ。希望を胸に行ったアメリカでは英語の壁や人種差別を経験。失意のうちに帰国。就職した企業では、人間関係に悩み、ベンチャー企業を立ち上げ新しい取り組みをすると、業界のしきたりに阻まれ、信頼してきた出資者に足元をすくわれます。
そこで思い切ってすべてをゼロにして、故郷三重に。いったんは地元で農業をしていましたが、これまでの経験や人脈から、新たな道が開けたそうです。
◆西村先生の信念◆
「とにかく動く事。悩んでいる時、何もしていない人が多い。自分の思う道があれば、すべてがゼロになっても、また動けばいい」
『今を生きる力に』インタビュー、次回は5月にお届けします。
山上和美でした♪