「農地」を貸したい人、借りたい人の為の「農地中間管理事業」をご存知ですか?

2017.02.10(金)MIEエリアリポート

はなきん!

事業を活用し、稲作経営の

効率化・高度化を進める企業

株式会社 小林農産

 

「農~地中~間管~理♪事業♪♪」

(国生さゆり「バレンタイン・キッス」より)

 

 

 

レディオキューブFM三重のCMで流れている

農地中間管理事業」を皆さんご存知ですか??

 

かなり簡単に言うと

「農地」を貸したい人・借りたい人の

橋渡しをしている事業です

 

 

地域の話し合いを通じて

農地の貸し借りを円滑に進めることができ

経営の効率化や、規模拡大を図ることを

目的としており

 

三重県では、知事の指定を受けた

公益財団法人 三重県農林水産支援センターが

市や町、JAの協力のもと

県内各地で取り組みを進めています

 

 

今回は、「農地中間管理事業」について、

事業を活用し経営の効率化・高度化を目指す

株式会社 小林農産

取締役 執行役社長 小林 秀行さんに

お話を伺ってきました!

 

とにかく柔軟な発想力や

実行力にも長けている小林社長!

 

放送外でも、試作など様々なお話を伺いましたが

小林社長が次にどんなことをされるのか

今後が楽しみでワクワクします☆彡

 

☆小林農産のお米☆

三重県内のスーパーなど、お店での販売はもちろん

小林農産のお米は、都心の方からも人気があり

お取り寄せもいただいているそうです♪

 

ご家族みなさんの写真が目印!!

にぎやかな声がとどきそうな雰囲気ですね☆

食べたら元気になれそうな「お米」です(^0^)★♪

 

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ー 株式会社  小林農産 ー

会社のある「明和町」は 伊勢平野の南部に位置し

水田が一面に広がっています。

かつては伊勢神宮に仕える

「斎王」の住まう斎宮が置かれ、

その頃から農業が行なわれてきた歴史ある町

 

株式会社 小林農産」は、明和町に拠点を置き

お米を中心とした栽培や加工、販売を手掛ける

農業法人です

 

小林さんは、10年ほど前に

20代で親の農業をひきついだ若き経営者。

 

農業を引き継いだころは水稲25haでしたが

農地を借り受けるなどして耕作地を増やし

今では水稲190ha、麦65ha、野菜7haまでに

経営規模を拡大されました

 

一体どのくらいの広さかと言うと、

東京ドームやナゴヤドーム

当初は「5個分」⇒ 現在は「50個分

なんだそうです!!すご~いッッ!!

 

 

さらに、規模の拡大だけではなく

安全・安心なお米のブランドを進めたり

加工も手掛けるなど多角化を展開!

(第6次産業化)

 

 

小林社長が、会社を成長させるために

どのような「取り組み」をされたのか、

「農業中間管理事業」を活用した

2つの事例をご紹介いただきました!

 

 

 

ー小林社長の取組事例ー

<1.作業効率の改善>

最初は、借り受ける農地が分散していて

機械の移動に時間がかかるなどしていたそう。

 

 

有爾中地区は、明和町の南東に位置する

農地面積約74haの水田の広がる農村集落。

 

全国的に農家の高齢化や後継者不足が課題になる中

有爾中地区の集落でも農家世帯の離農が進み

その農地の多く(45ha、60%)は、

小林農産を含め 近隣の5農業者が借り受け

耕作をされていました

 

ですが、その都度それぞれが借り受けるので

農地が分散し、作業効率は高くなかったそうです

 

このような悩みを抱えていた所

集落の農業について熱心な方々と

「有爾中の農地の安定的な活用と

担い手の経営の向上につながる

win-winの仕組みをつくろう」と話し合いを進め

 

その結果、担い手がまとまりを持って

借り受けて耕作できるようになり、

その手続きを「農地中間管理事業」を活用することで

集落や役場など関係者が手続きを

支援していただけたため、

円滑にまとまった形で農地の借り受けができたんだそう

 

農地が隣接したことで、

所有者の了解のもと、畦を取り外し

1枚の田んぼにして作業の効率化を実現

 

これによって経営規模は33%増えただけでなく

まとまって作業できる面積が2倍になるなど

作業効率が大きく向上しています

 

 

 

<2.賃料の支払い方法>

数多くの農地所有者と賃貸契約しているので

賃料の支払いに相当な手間がかかっていました

 

 

農地中間管理事業」は、農林水産支援センターが

間に入った契約形態であり、

賃料はまとめて支援センターに支払えば

農地所有者に責任を持って支払ってくれます

 

それにより「支払う手間」が格段に軽減され

時間や人材を、経営の向上に向けることが

できるようになったそうです

 

 

ー小林社長の、今後の抱負ー

「今後とも、地域の皆様と協力して

地域農業安定化のお役に立てればと思いますし

当社自身は引き続き、経営の効率化をすすめ

その余力で新たな商品開発など、

更なる経営の高度化を進めたい」

と語ってくださいました

 

 

 

例えば、農業に携わっていらっしゃる方で

土地が離れていて効率が上がらないなどお困りの方、

 

「農地中間管理事業」に興味のある方は

ぜひ、支援センターへお問い合わせください!

 

 

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公益財団法人 三重県農林水産支援センター

〒515-2316 三重県松阪市嬉野川北町530番地

TEL  0598-48-1225

HP  http://www.aff-shien-mie.or.jp/

 

 

株式会社 小林農産

〒515-0324
三重県多気郡明和町金剛坂690

営業時間 9:00~17:00(日・祝日除く)

TEL  0596-52-0214

HP  http://www.kobayashi-agri.co.jp/

 

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