日別アーカイブ: 2019年2月20日

亀山市『鈴鹿馬子唄会館』☆☆

2019/2/19(火) EVENING COASTER エリアリポート♪

 

 

 

こんにちは☆白石美里です!

 

 

今日は亀山市の、鈴鹿峠の入り口にある

鈴鹿馬子唄会館(すずかまごうたかいかん)

にお邪魔しました!

 

 

 

馬子唄とは、

古くから鈴鹿峠を越える時に

きつい道のりを登りきるために歌う唄、

だったんだそうです!

 

 

この馬子唄に関する資料の展示や、

保存会の方が馬子唄を練習したりする場所となっています!

 

 

お話は、

正調(せいちょう)鈴鹿馬子唄保存会

 

みずたに かずのりさん(現会長!)

はせがわ かずおさん(先代会長!)

うかい とみおさん(先々代会長!)

 

の3名の皆さんに伺いました(^^)

 

 

歴代の会長から、貴重なお話を伺えました~!(゜_゜)

 

 

 

 

★鈴鹿馬子唄とは

 

 

 

今回のリポート、

坂下(さかした)という場所から

お届けしたのですが…。

 

 

むかし、滋賀県側を近江の国

三重県側を伊勢の国と言い、

その間に鈴鹿峠と言われる難所の峠がありました。

 

 

江戸時代には、滋賀側に土山宿、

三重県側に坂下宿という宿場があって、

 

 

特に坂下宿側は標高差270Mほどの急な坂道を

登り降りする峠となっていました。

 

 

 

この峠を越える時に

馬に荷物や人を乗せて運んだのが

「馬子(まご)」という職業の皆さん。

 

馬子が荷物を運ぶ間中、馬の首につけた鈴にあわせて

口ずさんだ「仕事唄」が、鈴鹿馬子唄なんだそうです。

 

 

 

本当に急な峠だったということで、

八町二十七曲り(はっちょうにじゅうななまがり)

と言われ(※一町は90mくらいだそうです)

箱根に次ぐ厳しい峠と言われたそうです!

 

 

いつ頃からこの馬子唄があったかは明らかではありませんが、

少なくとも江戸時代中頃には存在していたと考えられています。

 

 

それをなるべく原型に近い形で

後世に守り伝えて行こうと、昭和56年に

正調馬子唄保存会

が設立されました!

 

 

平成16年には、亀山市の無形民俗文化財にも指定されています。

現在25名ほどの会員が伝承活動に励んでいらっしゃるとのこと。

 

 

 

今日は、オンエア内で、唄声を披露して頂きました!

 

 

馬の首につけた鈴が鳴る音、

峠を登っていくイメージをしつつ…

聴き入ってしまいました…(^^)

 

 

いわゆる「お座敷唄」とはまた違って、

「仕事唄」である…

それも大事なポイントだと言います。

(そのため「正調」とつけられているそうです)

 

 

 

これからも、保存会の皆さんを中心に

守り伝えられていくことと思います。

 

三重の伝統芸能の一つとして、

私たちも知って行きたいですね!

 

 

 

 

 

写真は右から、

みずたにさん、はせがわさん、うかいさんです。

 

 

ご出演、ありがとうございました~!