日本武尊をおまつりする能褒野神社

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亀山駅前ロータリーに建つ大きな石の鳥居。実は能褒野神社の一の鳥居です。

駅前から車で15分ほどの能褒野神社(のぼのじんじゃ)をお訪ねしました。

広い境内の石畳の参道をすすむと

はるか奥に拝殿が見えてきます。

能褒野神社は主祭神の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の墓とされる日本武尊能褒野御墓(やまとたけるのみことのぼのおんぼ)に隣接しています。

日本書紀には、日本武尊(やまとたけるのみこと)は「東征(北関東から東北地方での戦い)からの帰り、能褒野(のぼの)(現在の三重県亀山市)で病に倒れ、その地に葬られた。日本武尊の魂は、白鳥となって大和へ向かい、大和琴弾原(ことひきのはら)(御所市冨田)にいったん舞い降りた後、河内の旧市村 (ふるいちむら)(大阪府羽曳野市)に降り立ち、その後、天に昇られた」と記述されています。現在、それぞれの地には御陵があり、これらは白鳥三陵と呼ばれています。日本書紀に記される「日本武尊白鳥伝説」ゆかりの三市が、平成10年11月、夢育むまちづくりのための都市間市民交流の合意書を取り交わして以降、白鳥が降り立ったとされる順(亀山市、御所市、羽曳野市)に市民交流を実施しています。 百舌鳥古市古墳群が世界遺産登録されるか、関心が高まっていますが羽曳野市と亀山市にはこんなつながりもあるんです。

広大な境内は遠足やハイキングにもおすすめです。

宮司の辻健次さんによると日本武尊ゆかりの地として全国各地から参詣に訪れる方も増えてきたそうです。御朱印希望の方は社務所が開いている午前中にとのことでした。

519-0213 亀山市田村町 1409 能褒野神社