防災特番★明和町立大淀小学校の地震防災への取り組み

今日、9月1日は「防災の日」

レディオキューブでは防災特別番組として

「備える!逃げる!めざそう防災の日常化!」

をお送りしました♪

 

MIEリポートでは

多気郡明和町立 大淀(おおよど)小学校

お邪魔しました☆

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↑↑ 3階建ての校舎屋上からの景色 ↑↑

大淀小学校は

伊勢湾に面した漁港の海岸から

わずか50~60mのところに位置していて、

海が近い… というか、すぐ目の前が海です!

 

今日は大淀小学校 校長 兒島敏昭 先生

「海辺の小学校の地震防災への取り組み」について、

いろんなお話をうかがってきました♪

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昨年度、災害時、緊急時のとき、

まずは3階建ての校舎屋上(標高13.5m)に

避難する基本方針を決めました。

 

毎月1回、防災訓練をして

児童には「まずは学校の屋上を目指す」よう

繰り返し、教えているんだそうです。

 

ちなみに、学校が閉まっていても

地域の皆さんが避難できるよう、

屋上への外付け階段が設置されていたり、

屋上のフェンスの支柱には

命綱となるトラロープが付けられています。

 

兒島先生のお話によると、

東日本大震災のときにロープで体をしばって

生き延びた人がいた、ということ。

また、屋上に避難してから余震があったとき、

少しでもつかまるものがあると安心、という想いから

トラロープを設置したんだそうです。

 

校舎3階にある

空き教室を使った防災備蓄倉庫には

いろんなものが備蓄されています。

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水、食糧などの他に、毛布、うちわ、ビニールシート…

いろんなものがありました。

ただ、今ある分だけでは到底足りないので、

今後増やしていけるよう取り組んでいくとのことでした。

 

児童の教室には

一人一人の机の横にヘルメット

イスにはライフジャケット(救命胴衣)が

常備されています。

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ライフジャケットは、

通常の使い方である救命胴衣としてだけではなく、

例えば、夏には熱い地面の上に置いてザブトン代わりに、

冬には防寒対策にも使えます。

 

子どもたちには、

「状況に応じて、冷静に正しい判断ができるよう

いろんな訓練を通して教えていきたい」

と、兒島先生はおっしゃっていました。

 

夏休みの宿題には

『「防災ノート」の一部をプリントにして配布し、

家族と完成させる』という課題を出したそう。

これによって、子どもたち自身と、

家族みんなが共通の考えをもつことができます。

 

今後の課題としては、

「防災に対する意識をもつことが当たり前」になるよう

子どもたちはもちろん、家族や地域全体の意識も

今以上に高めていきたい、とおっしゃっていました。

 

私も海が目の前にある土地で生まれ育ったので、

台風や津波の恐れがあるたびに

避難準備をしたり、情報収集したり、

防災への意識はあったつもりでいましたが…

備えはしすぎることはありませんよね。

 

この機会に、あらためて

学校から、地域から、自分のできることから

防災への取り組みを始めましょう!!

 

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