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【3月5日は、サン(3)ゴ(5)の日】サンゴは南の島だけじゃない!尾鷲の海には40種類ものサンゴが?!

2021-03-05(金)マジックアワー!Weekendリポート

今日、3月5日は「サンゴの日」!

 

サンゴというと、沖縄だったり

南の島を思い浮かべる方も多いと思うのですが

 

実は、三重県にも

綺麗なサンゴがたくさんあるそうなんです。

 

 

 

そこで、今回のリポートは

三重県尾鷲市の「サンゴ」について

 

「尾鷲市役所」水産振興係主任

石川達也さんにお話を伺いました

優しさ溢れるお声の石川さん!
素敵な笑顔ですね☆

 

 

尾鷲の海に魅せられて。。

和歌山県出身の石川さんは

三重大学の大学院生の時に

「尾鷲市役所」に就職。

 

 

三重大学では「磯焼け」という

海の砂漠化現象について

海に潜って研究されていました。

 

海の中で海藻が茂っている場所を

「藻場」といい、

陸上でいう森林の役割を果たしています。

 

そして「磯焼け」が発生すると

豊かな「藻場」が消えてしまいます。

 

そこで、「磯焼け」の原因を調査して

藻場を再生する方法を調べていました。

 

 

その時に研究フィールドにしていたのが

尾鷲の海。

 

三重大学がある津市から

月に何度も通っていたんだそう。

 

 

尾鷲の海は本当に豊かで綺麗で

海のそばに住んでいる漁師さん達も

とても気さくな方ばかり。

 

尾鷲に通っているうちに

「尾鷲ええな」と思い、

尾鷲市へ移住を決めたそうです。

 

現在は、尾鷲市役所で

水産業に関わる仕事をしており

 

新たに漁師になりたい方の相談に乗ったり

海藻や牡蠣の養殖試験などを

されています。

 

 

尾鷲の海でサンゴの調査

大学院生時代に

三重県の「サンゴ」についても

調査をしていた石川さん。

 

石川さん達の調査の結果

志摩半島より南で

サンゴを見つけることが出来たそう。

 

尾鷲の海でも

水深2mくらいより深い場所で

たくさんのサンゴが生息。

 

尾鷲ではヒメエダミドリイシや

オオスリバチサンゴなど

赤や緑など、色とりどりの

40種類ものサンゴが生息していたそうです。

 

海藻が茂る場所「藻場」が

森のような大事な働きをすると

お話もいただきましたが

 

海藻だけでなく

サンゴも海の中で生物の住処等となっており

豊かな生態系の一員。

 

実際に海の中でサンゴを見てみると

木の枝のような形のサンゴの隙間に

小魚や小さなカニなどが

多く生息しています。

 

 

 

豊かな尾鷲の海

山からはミネラル豊富な水が

外洋からは黒潮由来の清浄で

暖かい海水が流れ込む

豊かな尾鷲の海。

 

「サンゴ」に限らず、尾鷲の海には

暖かな温帯の海の生き物に加えて

暑い亜熱帯の生き物も生息しており

多種多様な生物が住んでいます。

 

 

そんな豊かな尾鷲の海では

定置網漁や伊勢えび刺網漁

 

尾鷲市が生産量全国一を誇る

マハタ等の魚類養殖など

様々な漁業が営まれています。

 

これからの季節は

尾鷲の市の魚にも指定されているブリが

定置網でたくさん獲れる季節。

 

 

尾鷲で春に獲れるブリは

北の海から産卵のために

回遊してくると考えられており

 

産卵のために栄養を蓄え

脂がのってるんだそう。

 

尾鷲の豊かな海で獲れた

旬のブリは

これからのおすすめです!

           

 

  おわりに

「サンゴ」といえば、沖縄だと思って

西表島の、海のど真ん中の「サンゴ」を

見にいったことがありますが

 

綺麗な「サンゴ」を見ると

本当に感動します。

 

しかし三重県にも「サンゴ」が

たくさんあっただなんて、灯台下暗し。

 

色とりどりのサンゴ、いつか

尾鷲へ見に行ってみたいです。

 

 

今回は「サンゴ」をはじめ、

多くの生物がいる

楽しく豊かな尾鷲の海を

ご紹介いただきました。

 

サンゴがある場所には

色んなお魚もやってきたりして

 

尾鷲の海って

本当に豊かなんですね。

 

旬のブリ、尾鷲のお魚が

食べたくなってきました。。。

 

 

豊かな海で獲れる

尾鷲の海の幸を見かけた際には

ぜひ食べてくださいね!