日別アーカイブ: 2022年6月22日

伝統の「日永うちわ」3年ぶりに新作が登場!!株式会社 稲藤

こんにちは 迫田藍子です♪

蒸し暑い日が多くなりましたね~!!
汗かきの私にとって ”涼を取る” アイテムは欠かせません!

今回の水曜日夕方リポートは、
昔ながらの涼取りアイテム
日永うちわをご紹介しました✩.*˚

詳しいお話を
株式会社 稲藤
取締役会長 稲垣 嘉英さん
に伺いました

奥さまの和美さんとともに、あたたかく迎えてくださいました✨お二人とも優しかったです。ありがとうございました♪

株式会社 稲藤

明治14 (1881) 年創業。
現在は、日永うちわの製造・販売のほか、シャディグループとしての贈答品、PR商品の販売、カレンダーの名入及び販売を行っています。

また、2017年より結婚相談所
「マリッジサポートBBI」のサービスも行っています。※BBIはベストブリッジby稲藤の略称です。

シャディイナトウ

日永うちわ

歴史

三重県指定伝統工芸品。
約300年前の江戸時代に、東海道を往来する人たちや伊勢参りの土産物として発展してきたとされています。

現在の四日市市日永、東海道の「日永の追分」の周辺で作られていたことから、この地域の名前が付けられました。

日永うちわの製造業者は明治時代には10数軒ありましたが、交通の便の発達や扇風機やクーラーなどの出現により衰退し、廃業が相次ぎました。
そして現在唯一残るのが株式会社稲藤です。

日永うちわとは

持ち手が丸いのが最大の特徴。
手作りの竹うちわは、大別すると「平柄 (ひらえ) 」「挿柄 (さしえ) 」「丸柄 (まるえ) 」の3種類あります。

丸い竹をそのまま使った「丸柄」は、釣竿と同じ女竹 (めだけ) を使っています。

女竹を細かく割き、交互に袋状に編んでいるので、竹が弓のようにしなります。
そのしなりが、心地よい柔らかな風を生み出しています。

実際に扇いでみましたが、風の威力が他のうちわとは段違い!!
本当に柔らかくて気持ちのいい風でした(^^)

立体的な竹を平らな扇状に張り上げる加工は高い技術が必要となってきます。
およそ20工程を経て仕上がる日永うちわ。

丁寧に手作りされたものだからこそ、心地よい風が表現されるわけですね✨

主な商品

▫伊勢うちわ

伊勢木綿の白生地を使用し、伊勢型紙に自由なデザインを施し、本染め(注染) で仕上げた生地を張っています。

▫松阪木綿

縦縞がオシャレ

▫香るうちわ

持ち手の上部に香り玉を仕込み、アロマオイルを垂らして香りのある風を楽しめるもの。

▫虫よけうちわ

虫よけ効果があるといわれている「ゼラニウム」のオイルを使用。

▫笛うちわ

丸柄の空間を生かし、穴を空けて笛状にしたもの。

リポートの冒頭で稲垣さんに吹いていただきました♪

他にも魅力的なうちわがたくさんありますよ✨

「日永うちわ」オンラインショップ

3年ぶりの新作!!
「Mieうちわ」

①伊勢エビ・松阪牛・忍者・夫婦岩・東海道の旅人

5種類の絵柄。
持ち運びやすい小丸タイプ (ミニサイズ) となっています。

縦30cm×横18cm 手のひらサイズのミニうちわ

洗練されたオシャレなデザインですよね✨

県外の観光客やインバウンドの復活を想定し、お土産品として手に取ってもらえればとのこと。

カバンにも入れやすい大きさっていうのがいいですよね!
お土産に贈ったら喜ばれるかも♡

②三岐鉄道 北勢線


地元の鉄道をPR しようと考案されたもの。
以前、イベントの際に制作しましたが非売品でした。
鉄道ファンからのリクエストも多かったそう♪

三岐鉄道の魅力が描かれたステキなデザインですね🚃✨

今年の夏は節電が呼びかけられています。
冷房の設定温度を少し上げ、日永うちわを併用しながら、快適な夏を過ごしてもらえればと稲垣さん。

電気代も上がってますしね💦
昔ながらの日永うちわも上手く使いながら、暑さを乗り切っていきたいものですね。

伝統を守り続けていく、次世代へと紡いでいく、熱い想いを伺いました✩.*˚

株式会社 稲藤
(シャディイナトウ四日市本店)

三重県四日市市日永4丁目4-48
TEL:059-345-1710

営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日・お盆・年末年始

株式会社稲藤 ホームページ

友禅・型染うちわ
海女うちわ
東海道五十三次うちわ
手作りキット。自分で作るのも楽しそう♪
うちわの名入れも承っているそう