夏の企画展『もののあはれ〜宣長と源氏物語〜』開催☆9/5㈰まで【本居宣長記念館】

2021年7月6日(火)MIEリポート

 

こんにちは!中村友香です😊

今日は松阪市殿町にある【本居宣長記念館】で開催中の

夏の企画展『もののあはれ〜宣長と源氏物語〜』をご紹介しました!

お話をうかがったのは
本居宣長記念館 学芸員の西山さん表情にこにこ

あらためて・・・

本居宣長は1730年生まれ、松阪市出身の国学者。

72年の生涯の中で、

医者としても活躍し、

また様々な日本の古典文学を研究した方です(^o^)

 

【本居宣長記念館】

松坂城の中にあって

宣長の遺品や書物など約16000点の収蔵品を有します。

ちなみに、

記念館の隣には宣長の旧宅・鈴乃屋もあるので

合わせて見ることができますよ(^∇^)

さて、

宣長さんを語る上で切っても切れない

深い関係があるのが「源氏物語」です!

 

宣長さんが

“この物語以上の本はどこにもないし、これからも出てこない”

と明言するほど、

「源氏物語」が、好きで好きでたまらなかったほど(๑>◡<๑)

ひと言で“もののあはれを説明するのは難しいかも…

と思っていたら、

展示の中やパンフレットにも載っていたのが

“もののあはれ”は

今で言う「ヤバい」とか「エモい」みたいなことだと…(´∀`)

 

そう言われてみると、

あのケーキ、ヤバい!

この写真、エモい!

宿題の量、ヤバい!

その思い出、エモい!

…などなど、いろんな場面で使われる「ヤバい」「エモい」

でも、ひと言に「ヤバい」「エモい」と言っても

美味しそう、かっこいい、大変そう、、、など

いろんな感情を表すために使いますよね♪

 

つまり、私たちが生きている中で

日常的に行ったり感じたりしていることが

「あはれ」だと…なるほど٩( ᐛ )و

この曖昧さの美徳こそが日本独特の文化!

何百年、何千年ものレベルで

人が感じてきたいろんな感情をあらわす言葉が

時代に応じて変わっているということか(‘◇’)ゞ

今回の企画展では

展示されている和歌や書物のポイントなどを、

吹き出しや矢印などで分かりやすく説明してくれているので

とても分かりやすかったです☆

 

展示には国の重要文化財など

たくさんの貴重な資料が並んでいますが、

まず思ったことが… キレイ!\(◎o◎)/

保存状態も良く、書物や掛け軸もとってもキレイなんです!!

そして、字がものすごくキレイ!

宣長さんが書いた字は、

おそらく筆で書かれているにも関わらず

太さや濃さなどカタチや大きさも整っていて…美文字!

とても美しいんです(*゚▽゚*)

さすが宣長さん!って思いました←語彙力弱い!笑

感情があふれた先につくられるのが和歌。

そういえば今も昔も恋愛の歌、失恋ソングって多いような。

恋や「あはれ」は人の心を揺さぶる…

それは1000年前から変わらない感覚なんだなぁ、と(´艸`*)

 

宣長の源氏物語への愛を知るのはもちろん、

人間らしい身近な部分を感じ取ることもできる企画展☆

 

「もののあはれ」ってとっても身近だけど、奥深い!

源氏物語って「もののあはれ」を知る物語、って思うと

また魅力的だなぁ…と思いました(。・ω・。)

ぜひエモい世界、あはれな魅力を感じに出かけてみては♪

【本居宣長記念館】で開催中の

夏の企画展『もののあはれ〜宣長と源氏物語〜』

9月5日(日)まで楽しめます!

 

7月9日(金)から18日(日)まで

「端原氏城下絵図」と「端原氏系図」が

期間限定公開されます☆

貴重な機会をお見逃しなく~(●^o^●)

 

詳しくはホームページをご覧ください!
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