☆学校で習いきれない「本居宣長」の魅力☆~三重県立美術館~

はいはーい!井上麻衣です^^♪

今日は、津市大谷町にある

三重県立美術館にお邪魔しました!

こちらで現在開催中の企画展

「開館35周年記念Ⅲ 本居宣長展」について

学芸員の道田美貴さんにお話を伺いました!

本居宣長といえば、現在の松阪市出身で

「古事記伝」を記した国学者として非常に有名ですが、

国学の分野にとどまらない、多様な活動を行ったと言われています。

 

今回は「宣長スタイル」「宣長の求めた美」「宣長の座標」「松阪の文化風土」といった

4つのテーマを設け、宣長の魅力を多方面から味わうことができます。

今回の展覧会のために集められた作品・史料の数は、なんと約180点!

しかもその中の51点は、重要文化財だそうです。

これだけ多角的に、貴重なものを1か所で見ることができる機会はそうそうないと思います。

 

今回私が最も「へえ~!」と思ったのは、

本居宣長は「セルフプロデュースの達人」だったということです!!

私たちがイメージする「宣長さん」の姿・・・

おそらくほとんどの人が思い描く姿は、宣長の自画像。

着物や顔の向き、周りに置かれたもの・・・

ひとつひとつにこだわりや、求めるイメージが強くあったそう。

さらに、自分の死後のことまで・・・!

「お墓はこのように作って、ここに桜の木を植えてほしい」

絵まで描かれた遺言書も、今回展示されています。

 

現代の私たちに、しっかりとそのイメージが伝わっているので

セルフプロデュースは大成功ですね、と道田さん。

 

ほかにも、1点1点じっくりと見たくなるものがたくさん展示されている、

本居宣長展。

ぜひ会場で、教科書だけでは知ることができない

「宣長さん」の魅力を感じてください♪♪

【開館35周年記念Ⅲ 本居宣長展】

2017年9月30日(土)~11月26日(日)

※10月30日に一部展示替えあり

三重県立美術館にて

観覧料 一般1000円、学生800円、高校生以下無料

 

◆会期中イベント◆

記念講演会「宣長スタイル」

講師:本居宣長記念館館長 吉田悦之氏

10月28日(土)14時~

 

◆関連イベント◆

関西元気文化圏推進フォーラム

「文化芸術の再発見」宣長サミット

10月14日(土)13:15~15:50

三重県総合文化センター 多目的ホールにて

 

その他詳しい情報は

三重県立美術館の公式サイトで!