2019/6/4(火) ゲツモク!エリアリポート☆
こんにちは☆白石美里です!
今回は
桑名市博物館
にお邪魔しました~!
桑名市博物館では、
6月30日まで、改元記念企画展
「元号と宸筆(しんぴつ)」
が開催されています!
詳しいお話を、館長の
杉本 竜(すぎもと りゅう)さん
に伺いました(^^)
↑バックは、桑名の千羽鶴の展示です!
☆元号の歴史…
元号は、教科書で習った「大化の改新」の
大化をスタートとして、
令和までずーっと続いてきたかと思いきや…
初期の頃、いったん途絶えているんだそうです。
例えば「壬申の乱」の「壬申」は、
元号ではなく、”干支(えと)”
…なんだそうですよ!
もともと、元号ができる前は、
干支で年を表していたそうで…
甲乙丙…の十干と、子牛寅卯…の十二支
を組み合わせ、60年一周で表していたんだとか。
奥が深いですね…(゜_゜)
かつては、中国や、ベトナムなどでも
元号は使われていたんですが、、
(ベトナムで元号が使われていた史料の展示もあり!)
現在では元号を使っているのは日本だけだそうです。
☆江戸時代 鎌倉時代 コロコロ元号が変わった!
かつて、元号が変わるタイミングというのは、
・当時の天皇や将軍の代替わり
・めでたいことがあった時
(綺麗な雲が出たとか、珍しい亀が出たとかでも!)
・悪いことがあった時
(飢饉や疫病、また彗星がみえた、など!)
・ある干支のタイミング
‥‥
など、色んなタイミングでコロコロ変わっていたそうです。
最短、77日間で元号が変わったこともあったとか…。
☆元号の候補を挙げる時は…
江戸時代の史料で、
元号を決める際の”苦悩”のあとが
わかるようなものも展示されています!
京都以外では初めての公開となるそうです。
菅原道真の子孫たちがプランナーとして、
元号の案を考えていた時代もあったそうですよ~。
そうやっていくつか挙げられた
「元号の案のリスト」
の展示をはじめ、
・この文字がついた年は悪いことが多かった…
・この組み合わせは語呂が悪いのではないか…
そんな風に、元号の案を吟味する、
実際の文章の史料なども展示されています。
☆2Fには宸筆(天皇の書)の展示が!
2階には、12人の天皇の直筆の書が
展示されています。
私的な手紙であったり、
豪華な掛け軸などもみることができますよ~♪
また、本企画展を楽しむ別のポイントとして、
各展示の説明文などに遊び心が隠れていたりもします(^^)
ぜひ探してみてください♪♪
↑受付横の、刀身の展示も見ものです…
(撮影OKなのは、刀身と千羽鶴のみとなっています)
刀をつくる生業の方が多かったという桑名のまち。
あの「村正」をつくった人も桑名に住んでいたそうです…!
(「村正」に関する企画展示、開催されるのをご期待ください♪)
【桑名市博物館】
開館時間:9:30~17時(入館16時まで)
定休日:月曜
本企画展は6月30日までです。
杉本館長、ご出演ありがとうございました~!