『Focus on JAPAN』⇒こどもの日

みなさんこんばんは!ADのありさです^^*

始まりましたねG.W.!

EVENING COASTERは連休中も通常通り放送しますよ~!

お出かけの帰り道のお供にぜひ聞いてくださいね♪

ではでは、今日の放送を振り返っていきましょう♪





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月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』




タイムリーな話題をピックアップしてお話しいただきます。

担当して下さるのは、

皇學館大学 元教育学部長で現 特命教授 深草 正博先生です!


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今日のテーマは『こどもの日』


5月5日は「こどもの日」「端午の節供」ですね。

私たちは普段『節句』という字を使っていますが、正しくは『節供』なんだそうです。

また「菖蒲の節供」といういい方もあるとか。

菖蒲はにおいが強いため虫がつかない植物と言われ、その匂いが邪気を追い払うということから菖蒲湯に入ったり家の軒先に吊るしたりするそうなんです。


そして「こどもの日」といえば鯉のぼり

近年では住宅事情などから大きく立派なものは減ってきたように感じます。

先生によると、鯉のぼりは本来は空から神様が下りてくる目じるし(=神の依代)なんだそうです。

鯉のぼりが大きくても小さくても、きっと神様はちゃんと見つけてくれますよね(^^♪


では、なぜ5月5日なんでしょうか。

実は、中国の陰陽説が関係しているといいます。

陰の数字が2,4,6,8、陽の数字が1,3,5,7,9。

陽の数字が重なった日がおめでたいとされています。

その中で5月は暑くなってくることもあり、『悪月』と呼ばれ物忌みが必要だったそうです。

かつての人々は病気にならないために野外で薬草取りをしていたんだとか。

日本書紀によると、推古天皇の時代に薬猟(くすりがり)というものが行われた記述があります。

宮中で昔からそういった風習があるんですね。


さて、3月3日は女の子の節供5月5日は男の子の節供・・・と思っている方も多いと思います。が!

実は5月5日も女の子の節供なんだそうです・・・!

5月は別名「さつき」。桜のお話でもありましたが、"さ"というのは稲や稲の魂を表します。

ということで5月は田植えの月、田の神を祭る月。そしてその田植えの主人公となるのが「早乙女」。

その早乙女たちが翌日田植えをするために、精進潔斎(=身を清める)をするのが5月5日なんだそうです。

全国に「女の家」「女の宿」「女の夜」などの言葉が残るように、5月5日は女性の節供だったと話す深草先生。


その後、武家の社会となり植物の『菖蒲』『尚武』となり、江戸幕府が祝日と定めます。

そして、"武"という漢字が使われたことから男の子の節供になったというわけです。

それが現代まで受け継がれ、3月3日は女の子、5月5日は男の子の節供となっています。

私も今回お話を聞くまで全く知りませんでした・・・。

「こうした伝統を踏まえたうえで今日私たちきちんと生活していくことが何より求められていると思う」そう先生は最後に話されました。




深草先生、ありがとうございました!






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18時22分ごろからはこの番組!




『肺、おさむに聴け! ラジオを聴いてLung Lung Lung』

肺・呼吸器疾患の最新の医療情報を伺います。

日々、最前線で患者と向き合う医師の率直な言葉から、医療にかける思いと可能性を感じてください!

ご出演は、

松阪市民病院・呼吸器センター長 畑地 治先生です!



日本人の二人に一人ががんになると言われている時代。

そのがんの中でも死亡数が多いのが「肺がん」。年間8万人がかかり、7万人が死亡すると言われています。

肺がんは手術できる状態で見つかれば、手術で取り除いてしまえば助かるといいます。

しかし問題は進行がんで見つかった場合。

薬を投与することによって、もちろん亡くなってしまう方も残念ながらいますが、4年5年家族と元気に過ごせたり、天寿を全うできるという方も増えているそうです。

もう一つは、最近発達してきている『免疫療法』

可能性として、免疫療法を使うと5年後に1割強の人が治る可能性があると言います。

例えば進行がんで4期のがんでも、もしかしたらここ数年あるいはもう少しかかるかもしれないが肺がんが治せる時代がくる可能性があると話す畑地先生。

治せないまでも、4年5年元気で普通に過ごしている方もたくさんいるそうです。

先生は、肺がんが見つかった=人生の終わりではなく、"例えば高血圧の場合のように治らないけど薬を飲んでいれば大丈夫" 肺がんもそんな時代がくればいいと話します。

副作用がなく、よく効く薬があればとてもいい話ですし、実際にいくつかのタイプの肺がんにはそのような薬があるそうです。

そのような"特効薬"が使える患者さんの多くは「たばこを吸っていない」方が多いです。

先生がいつも仰っていますが、たばこを吸っている患者さんはそうした特効薬が効きにくいタイプのがんにかかっているそうです。

同じ肺がんにかかるのでも、たばこを吸っていない患者さんの方が先生方にとっても治療しやすいといいます。

「肺がんになりやすい」、肺がんになった時に「特効薬が効きにくい」二通りの意味でたばこはやはり身体に良くないんですね。


4期のがんと診断されたとき、余命~年と暗い話しかないと思ってしまいますが、今の時代は違うんですね。

適切な治療を続ければ、何年も元気に過ごせます。

「治しきるパワーはまだないのかもしれませんが、今後どうなってくるかわかりませんし、今の段階でも元気で日常生活を家庭で送られている方もいっぱいいらっしゃいます」と先生。

ならないことが一番ですが、なってしまってもまだまだ希望はあります。

諦めずに、適切な治療を受けて病気に立ち向かっていただきたいですね。



さて、このコーナーでは畑地先生への質問をお待ちしています。

この番組ブログ横のバナーから送ってくださいね!

お送りいただいたメッセージを番組でご紹介させていただいた方には、松阪市民病院 呼吸器センターのオリジナルグッズをプレゼントします!

ぜひ、みなさんからのメッセージお待ちしています!

畑地先生、ありがとうございました!





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いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日夕方17時です!

聞いて下さいね♪