39リポート!【竹あかり工房きぼう】は地域を優しく灯します!

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竹を見ると流しそうめんをしたくなる、FM三重アナウンサーの阿部剛瑠です。

今回は、名張市新田にある「竹あかり工房きぼう」をご紹介。作れるものは竹に穴をあけて作る「竹あかり」と呼ばれるインテリア。竹あかり作家である竹森龍馬(たけもりりょうま)さんは、竹あかりを通じて地元を盛り上げています。

こちらで作ることが出来る竹あかりは長持ちするのがウリ!通常の竹あかりでは、竹の表皮を削らない状態で穴あけをします。しかし竹あかり工房きぼうでは竹を乾燥させた後、竹森さんが力を込めて削り、さらにバーナーできつね色に焦がしニスを塗るという工程を加えています。この作業を行うことで、半年以上も長く竹あかりを楽しめるそうです。

竹森さんが表皮を削っている様子。パワフルな動きで竹の皮を削いでいく姿はスゴくカッコよかったです!

そして装飾も細やか!4mmのものを中心に、複数の大きさのドリルを駆使し複雑な模様を描き出しています。あかりを灯すことにより、その模様が輝いて見えるんですね。竹森さんは人物をモチーフにした竹あかりが得意だと語ってくださり、中でも会心の出来である坂本龍馬の竹あかりは、工房を温かく照らしてくれていました。

竹森龍馬さんが作った、坂本龍馬の竹あかり!

今まで手掛けてきた作品たち。文字から人の顔までなんでもござれ。

また、新田ではこの秋にはイベントも行われます。10/26(土)の午後6時から、「第3回新田竹あかり小路」が開催!秋の夜長に、竹あかり工房きぼうが手掛ける作品たちの暖かな光が新田を包み込みます。シャボン玉のショーや屋台など、家族で楽しめるこの秋おススメのお祭りです。

多方面で活躍する竹森さんですが、起業したのはなんと高校1年生の秋!15歳の時に工房を立ち上げました。昔から工作などが大好きだった竹森さん。竹をはじめ、自然との触れ合いの中で成長してきました。お母さんの影響で子どものころから大人と関わる機会が多かったため、その人脈を活かして地域に根差したお店を作りたいと考えるようになりました。その商品として、自らの苗字でもある竹を使った工芸品を作ろうと中学生のころから準備を進めてきたそうです。そして高校1年生、15歳の秋に創業しました。そこから今年で3年目。今では大阪からワークショップを体験しに来たお客さんもいるなど、グングン知名度を上げています!

竹は一本一本ばらばらに生えているように見えますが、地下では根の部分で互いに繋がりあっているそうです。竹森さんも竹あかりを旗印に地域の人々を結び、盛り上げようとしています。名張市に灯るきぼうの光にこれからも注目です!

竹あかり工房きぼう

住所:三重県名張市新田411

TEL:080-8895-1346

Instagram:https://www.instagram.com/kibou_mie_nabari_takeakari/

新田竹あかり小路

日時:10/26(土)18:00~(雨天の場合、10/27に順延)

開催場所:三重県名張市新田初瀬街道沿い

駐車場:JAいがふるさと農業協同組合 名張東支店