今日は
三重県 環境生活部 くらし・交通安全課 森本さんに
9月20日(木)から30日(日)までの10日間実施される
『秋の全国交通安全運動』
についてお話をうかがいました☆
森本さんのお話によると・・・
昨日(2017年9月19日)までの
三重県内の交通事故死者数は59人。
これは昨年と比べると、18人減少しています。
また、人身事故件数も、昨年と比べると409件減少しています。
三重県としては、このまま減少傾向が続くように
交通安全対策の推進に取り組んでいくとのことです☆
ただ、交通事故死者数59人のうち、
4割以上を65歳以上の高齢者が占めており、
また死者の約半数が、
歩行者や自転車乗用者などの交通弱者となっているのが現状。
さらに、歩行者が絶対に守られなければならない
横断歩道上での人身事故が
昨日(2017年9月19日)までに96件も発生しているんです。
これを受けて、三重県での取組重点として
「横断歩道における歩行者優先の徹底」を掲げ、
ドライバーの方に規範意識を持ってもらい
1件でも事故を減らすために今回の運動を進めていきます!
歩行者の道路横断中の事故を防ぐためには
ドライバーはどのような点に注意して運転すればいいのか、
森本さんにうかがってみました♪
「まず、脇見をせず前をよく見て、
歩行者や横断歩行者を早く発見して安全に横断させるなど
ルールを守って思いやり運転に努めることが大切です」とのこと。
確かに、ドライバー一人ひとりの心がけで
歩行者優先は守られていくことですよね!
また、歩行者の方も、
「道路を横断するときはきちんと横断歩道を渡ること、
しっかり止まってから左右の安全をよく確かめて横断することが大事です」
当たり前のことですが、あらためて心掛けたいですね☆
他にも、死亡事故の特徴をうかがってみると・・・
シートベルトの非着用の方が命を落とされる事故や、
飲酒運転が絡む事故が
今でも多く発生しているそうです。
森本さんは、こうおっしゃいます。
「運転する前にシートベルトを締めることも、
お酒が抜けないまま運転しないことも、
自分の判断で行えることです!」と。
本当にそうですね、これは自分で管理できることですね。
事故を重大化させないためにも、
また飲酒運転ゼロを目指すためにも、
交通ルールをしっかりと守りましょう!!
今回の運動では、全国の重点項目として
★子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
★夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
★すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
★飲酒運転の根絶
以上の4つの重点があります。
皆さん、積極的な運動への参加をお願いします!!
また、運動最終日の
9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」
県民の皆さん一人ひとりが交通安全意識を高めて、
「交通事故死ゼロ」を目指して安全運転を実践すれば、
交通事故死ゼロを達成できると思います。
そして、この日だけに限らず
その意識を持ち続けていくことも大切ですね!
10月1日から12月31日までの3ヶ月間は
「夕暮れ時、ちょっと早めのライト・オン運動」が
実施されます☆
取組の内容は
「夕暮れ時の早めのライト点灯」と
「反射材の着用推進」です!
例えば・・・
☆車、オートバイ、自転車を運転する方は・・・
・「見るため」のライトを「見せるため」にも活用するため、
日没前に早めのライト点灯を心掛けましょう!
・車やオートバイは上向きライトを基本に、
こまめなライトの切り替えで視界を確保しましょう♪
☆歩行者、自転車を利用される方は・・・
・外出するときは明るい色の服装と、
反射タスキや自転車のリフレクターを活用して
安全確保に努めましょう!
最後に、森本さんからメッセージをいただきました☆
「交通事故は他人事ではなく、誰にでも起こりうる身近な問題として考え、
家庭・学校・職場で交通安全について話し合いをしていただきたいです。
交通事故防止するためには、何よりも県民の皆さん一人ひとりが
交通ルールを守り、正しい交通マナーを実践することが大切です!
この機会に交通安全意識を高めていただき、
交通事故防止に努めていきましょう!!」
悲惨な交通事故をなくしていくためには、
まずはすべてのドライバーが交通ルールを守ること、
そして、思いやりと譲りあいの気持ちが大切だと
あらためて感じました。