あおりいか産卵床作り

6月4日放送

みなさんおはようございます。

今日のOWAラジは、尾鷲のアオリイカの産卵床づくりのお話。

昔から漁師さんたちは、海のなかに木を入れ産卵床を作ってきました。

尾鷲では平成17年から尾鷲ひのきの間伐材を使って産卵床づくりを始めました。

そして、平成21年からは尾鷲市・漁協・ダイビングショップが連携、その翌年に

森林組合、市内の小学校が加わり、今の活動が行われています。

まずは、三木浦ダイビングサービスの山田哲郎さんにこの取り組みのお話を伺いました。

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山田さんは毎年、小学校の体験教室に協力していて子ども達にロープワークを教え

その後は海に潜って産卵床を設置しています。

ダイビングスポットに置かれた産卵床は山田さんたちダイバーさんがしっかりと見守ってくれています。

 

続いては、この産卵床づくりの体験教室を行っている三木小学校の子ども達と西校長先生。

尾鷲ひのきがなぜ産卵床に適しているのか、あおりいかの成長のことなどを

教室で学び、その後は産卵床作りです。

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ロープワークを漁協の人やダイバーさんたちに教えていただきます。

1年生から6年生まで、みんなこの日をとっても楽しみにしていました。

海上保安庁の人には海の上で気を付けることの講習

 

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では、みんないってらっしゃーい。

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三木小学校では、数か月後にこの産卵床を上げてきて、小学校でアオリイカの

観察をおこないます。

その後、またそのアオリイカを海に帰し、大きくなって食べ頃になった頃

みんなで食べるんですって。

お味噌汁や煮たり、焼いたり、とってもおいしいよって教えてもらいました。

尾鷲のアオリイカ、また食べ頃になったらお知らせしますね。