6月11日放送
みなさんおはようございます。
今日は、尾鷲のまぐろのお話。
5月20日、およそ一年の操業を経て、遠洋はえ縄マグロ漁船
第一長久丸が尾鷲港に入港しました。
今、尾鷲まぐろ流通促進プロジェクト協議会は尾鷲をまぐろの町として
盛り上げようと頑張っています。
市内の会社が保有する最新鋭の遠洋マグロ船や近海はえ縄マグロ船は、おいしいマグロを尾鷲港に水揚げし、
食卓へとお届け。
どうまい尾鷲のマグロ。たまりませんね~。
まずは尾鷲商工会議所でこのマグロ流通促進プロジェクトを担当している中村彰宏さんにお話を伺いました。
このプロジェクトは尾鷲産まぐろの消費拡大を目指して立ち上げられました。
地元のイベントにも参加してたくさんの人にマグロのおいしさを広めています。尾鷲のまぐろのことを知りたいなら、
中村さんの元へ!
今後は尾鷲まぐろのブランドマークも作りたいそうです。
シールを貼って、このマグロは尾鷲産ってアピールできるようになると
いいですね。
続いては第一長久丸の甲板長 大門則俊さん。
尾鷲出身の大門さんは遠洋漁業の乗組員になって40年。
一年のほとんどが海の上での生活。久しぶりの尾鷲は、嬉しさと優しさに
包まれています。
まぐろが釣れるのはだいたい夜。大漁の日は疲れも吹っ飛んでしまうそうです。
船上で釣りあげた新鮮な天然マグロは「-30度」に冷えたアルコールに漬けこんで冷やしこむ事により、細胞を殺す事なく急速に冷凍保存がする事が出来ます。
これを「アルコールスラリーシステム」と呼び、長久丸は世界で初めて船上で実用化させました。
このアルコール冷却で凍結されたマグロは、解凍時ドリップも殆ど出ません。
新鮮な天然マグロの細胞を崩す事無く冷凍保存して旨味を閉じめているためです。
「もちもちマグロ」はアルコールスラリーシステムにより、細胞を壊さず解凍出来るため、もっちりとした食感を残しつつ、
しかも甘みがあるマグロです。
最高のおいしいまぐろですよ。ぜひ食べてくださいねと大門さん。
「体力が続く限り船に乗って行きたい」
力強いメッセージ、ありがとうございました!